現在の日本の住宅はいろいろなインテリアの家が花盛りです。大まかに分類しますと...
伝統和風…和風の要である真壁(柱が見える壁)とじゅらく壁と畳を配しています。床の間・欄間を備えた格式ある和のインテリアです。
モダン和風…御影石や無垢の柱・床を見せつつも正面カウンターにモダンをうまく取り入れています。重くなりがちな黒御影石と無垢材の明るい色を調和させたインテリアです。
南欧風…南フランスやスペインなどの地中海に面した地域に多くみられるインテリアです。
最近の洋風住宅の大きな流れと言えるでしょう。特徴としては白を基調とした塗り壁、素焼風のタイル床、中間色から少し濃いめのフローリングやドアを使用します。明るさを保ちながらも温かみあるインテリアです。
北欧風…スカンジナビア(スウェーデン・ノルウェーデンマーク)を中心とした地域に多くみられるインテリアです。白を基調としたシンプルさとナチュラル(パインなど明るめの無垢板)さが取り上げられることが多いのですが、モダンの要素が入らないとしっくりきません。写真のように壁を白くするだけでなく窓枠も白にすることで統一感を出したり直線で構成された空間づくりが大切です。そうすることで曲線や特徴的な色合いの家具が生きてくるのです。
トラディショナル…日本で洋風住宅というと写真のようなチューダー(イギリス風)かジョージアン(アメリカ風)がメインでした。いまでも「洋館」というとこのようなイメージが主流です。濃い茶色で丸みを帯びた手すり、化粧飾りのついたドア枠などが豪華さを引き立てます。
シンプルモダン…白と直線、明るい色の建材を使用します。床やドアに関しては出来るだけ木目の現れないものをつかいましょう。照明器具などもあまり飾りのついたものは付けずダウンライトもしくは四角・丸などのすっきりしたシーリングものをつけましょう。
ナチュラルモダン…モダンはともすれば無機質になりがちなデザインですが、無垢の木目を控えめながらも取り込むことによって温かみとやさしさをかもしだすインテリアです。
お子様が小さいご家庭に向いているかもしれません。
アーバンモダン…モダンの中でも配色をはっきりと分けたスタイルです。基本は「白と黒」というくらいに床と壁を極端にすることがコツです大都市にあるホテルのような緊張感のあるインテリアです。
アジアンリゾート風…インドネシアのバリ島やタイなどのリゾートホテルをモデルとしたインテリアです。木や布、石材など自然の風合いを活かした素材感が特徴です。少し濃いめの床材(チークやバンブーなど)と麻などの粗めの布をイメージした壁紙か漆喰壁を使うとアジアン家具が合わせやすくなります。
基本的に家の中のインテリアの場合、部屋自体の雰囲気を決めるには「床」「壁」「ドア」の配色が決め手になります。 プラスアルファで「カーテン」「照明器具」「家具」があります。