子育て世代の住宅は人生のライフステージの変化による事が多い事と思います。「今まで賃貸住宅だった」「親と同居だった」など様々な状況の変化の中、子供によりよく成長してほしいと願って、子供部屋のとり方や生活動線を含め考えることは多くあると思います。
小さいうちは特に家事をしているそばで子供を見たいもの。 最近ではダイニングやリビングスペースに勉強コーナーをつけたり収納を設けたり子供と常に触れ合う工夫も人気があります。又、家具や部屋の隅等に頭をゴツンとするうちはカバー等もしておくと子供も家具も保護できるので検討してもよいでしょう。
リビングは家庭によって使い方が大きく異なります。一般的にはテレビを見るオーディオを聞くなどあると思いますが明確な使い道がなければ子供たちが集まりやすいような工夫(吹き抜け、スキップフロアー、遊び場)もあると集まりやすいスペースになりコミュニケーションも図りやすい空間になるでしょう。
子供の成長段階において部屋も可変性を持たせるといいでしょう。小さい時はオープンスペースで、成長にあわせて間仕切りを入れる、収納で仕切るなどし、やがて成人し子供室を活用しなくなったら夫婦で再利用することも可能なように可変性を持たせておくことも大事な事です。又特に部屋にこもりきりにならない工夫で子供室にはTVやPCの設定をしない(フリースペース等をつくりそこでPCやTVを見るようにする)
*ベランダをつくる場合や吹き抜けをつくる場合は転落に注意!手すりなど万全にして保護したいものです。
自然素材や自然環境が身近に感じられる事も子供の感性を磨くことに大事なことです。自然素材は人にやさしく、例えば無垢材では紫外線をカットしてくれ目に優しかったり、音を優しく聞こえる力もあり、ヒノキ等はダニを抑制したり健康的な住環境にはうってつけです。 又観葉植物が室内にあったり、窓から気軽に外にいき庭で四季を感じられることも感受性が豊かになる事でしょう。
小さいころに使っていたおもちゃも成長とともに使わなくなったり、使用するものも変化してきます。又大事な思い出をとっておきたい・・・と思う事もあるでしょう。季節でしか使わない、節句の品々や想い出ののアルバムなども普段は使わないけど捨てられないものかもしれませんね。そんな時は未使用空間をあらかじめ確保しておくことも有効です。小屋裏収納や畳下収納、床下収納等です。収納庫をつくると坪数も大きくなり金銭的な負担も増えますが、未使用空間の利用はそれに比べれば一般的には安価で造ることが出来るのでおススメです。
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