住まいの計画をする際に、どうしても図面を見て平面的に考えてしまいがちですが、立体的に考えると空間を有効に生かすことが出来ます。
屋根の流れに合わせて勾配天井にしたり、吹き抜けを設けたりするとうまく開放感が出せます。吹き抜けの上部にロフトなどを設けるのもいいですね。
立体的に空間を捉えると見える部分がたくさん出てきます。
土地の購入を検討している方で、土地を選んで現地に見に行ってみたら平坦でないとか、鋭角な角があって無駄なスペースに
なりそうなんて経験をしたことは無いでしょうか?
段差は土盛りなどで均してしまえばいいですし、鋭角な角も使えないことはありません。
でもせっかくですから、その段差を活かした設計を考えたり、鋭角な角も見る方向を変えて有効活用を試みてはどうでしょうか?
敷地の形状で迷ったら、一度見方を変えてみましょう。
変形地や狭小地では、出来るだけデッドスペースは避けたいものです。それでもどうしても出来てしまうデッドスペースを有効に活用しましょう。
道路斜線や北側斜線の制限を受けて傾斜天井になる場合は、小屋裏を収納部屋や収納スペースにも出来ますし、床下や階段下収納やトイレを造ることも可能です。
壁の厚みを利用して、パントリーや文庫本の書棚にするのも上手な活用法です。
敷地が限られていると、庭が思うようにつくれないケースがあります。新しい家でガーデニングや家庭菜園を楽しみたい。広々とした場所で
洗濯物を干したい。そんな要望をお持ちなら、バルコニーやベランダを有効活用してみてはどうでしょうか?
屋上をルーフバルコニーにするなどして広い空間をとることもできますし、水洗をつけたり防水加工を施し屋上菜園なども出来ます。
地下の存在は屋上と同様、敷地が狭い法的制限が厳しいといった状況で活躍します。
地下ではなく半分だけ地下へ潜り込んだ形などもよく使われる方法です。地下室よりも安価で、法的な制限を免れるため
一層分プラスすることが出来ます。是非地下部分の有効活用も考えてみましょう。
数多くの注文住宅を手掛けている工務店では、その経験や技術でみなさんの敷地の悩みに応えてくれるはずです。
まずは経験豊富な工務店に相談するところから始めましょう。その際にこれまでの施工実例や、自分たちの計画に近い施主さんのお宅など
実際に建てた建物を見せてもらうことをおすすめします。きっと悩みだった変形狭小地でも個性を活かした住まいを形にすることができますよ。