■アール■
曲線・曲面の総称。ゆるやかな流線型のデザインのこと。
■RC造■
鉄筋コンクリート造のこと。引っ張る力に強い鉄筋で、圧縮する力に強いコンクリートを補強する強度の高い構造体。主に中高層建築物に多く用いられる
■アウトドアリビング■
屋外での生活の場。テラス、ベランダ、ぬれ縁など、室内と庭を結び部屋の延長としての役割を果 たし、人気のあるプランニングの一つ
■青田売り・買い■
未完成の宅地あるいは建築工事が完了する前の建物の売買のことをいう。業法により、開発許可や建築確認の許可を受けた後でないと
広告や契約をしてはならないことになっている。
■上がり框(あがりかまち)■
玄関や勝手口などの上がり口の段差部分に取り付ける横木のこと。木目の美しい化粧材を使うことが多い。最近は段差を付けることは
少なく収まりの一つの部材になっていることがおおい。
■アプローチ■
敷地の入口から建物の玄関、や勝手口にいたる道
■アメニティ■
快適性、居住性のこと。住宅用語として使う場合は、設備、住環境等の充実、使い勝手の良さ、住み心地のことをさす場合が多い。
■アルコーブ■
各部屋や廊下など壁面の一部を少しへこませるさせてつくる凹状の窪みや空間のこと。
■一般定期借地権■
平成4年8月1日に施行された新借地借家法で導入された新しい土地の権利関係の一つ。借地期間を50年以上(通 常は50年)としたもの。期間の満了に伴い、原則として借り主は建物を取り壊して土地を地主に返還する必要があります。
■ウォークインクロゼット■
文字通り、人が歩いて洋服を選べる、衣類や小物の収納スペース。人が入れない収納は「クロゼット」と呼ぶ。
■ウッドデッキ■
庭に面したテラスの上に設ける木の甲板のこと。木だけでなく、アルミなどの製品も同様に呼ぶこともある。屋内の延長のような空間で、家族の団欒の場にもなる。
■ALC版■
軽量気泡コンクリート版のことで、軽いので施工しやすく、耐火性や断熱性に優れている為外壁などに使われることが多い。
また遮音性能も優れている
■エクステリア■
住宅の外回りのこと。門、堀、物置、カーポートなどの総称。
インテリアとの対照語として使われる。
■エコポイント(住宅版)
住宅版エコポイントは、2009年12月8日に閣議決定された“平成21年度第2次補正予算”において、緊急経済対策の一環として盛り込ま
れた制度です。エコ住宅の普及促進と同時に、地域経済の活性化・エコ商品の需要促進につながることを狙いとしています。
基本的には、家電版エコポイント制度と同じ仕組みですが、住宅版では、(1)省エネ性能の高い住宅【エコ住宅】の新築 (2)省エネ改修【エコリフォーム】が対象となり、工事ごとに様々な商品・サービスと交換可能なエコポイントを取得できることになります。
この制度には、国土交通省・経済産業省・環境省の3省合同事業として国費1,000億円が計上され、対象として20~30万戸分を想定しているとも言われており、住宅着工数の減少が続く住宅業界で、需要喚起に向けた大きな期待が寄せられています。
エコポイントを受けるには、エコ住宅の新築/エコリフォームともに、省エネ対応となる各基準を満たす必要があります。対象時期も
それぞれ解釈が異なるので注意が必要です。ポイント発行額はエコ住宅の新築で30万円相当、エコリフォームでは窓や外壁などの工事
部位ごとに発行され、上限で 30万円相当となります。
申請等は結構複雑なので、施工業者と相談して進めるといいでしょう。
エコ住宅の新築では、
→ 平成21年12月8日~平成22年12月31日に建築着工したもの
(根切り工事又は基礎杭打ち工事の着手)
■ エコリフォームでは、
→ 平成22年1月1日~平成22年12月31日に工事に着手したもの
(ポイント対象工事を含む工事全体の着手)
エコ住宅の新築とエコリフォームでは、ポイントの申請期限も異なります。
■ エコ住宅の新築では、
→ 平成23年6月30日まで (一戸建ての住宅)
→ 平成23年12月31日まで (共同住宅等) ※但し11階建て以上の場合は平成24年12月31日まで
■ エコリフォームでは、
→ 平成23年3月31日まで
ポイント交換期限としては、エコ住宅の新築、エコリフォーム問わず、平成25年3月31日までとなります。
期間や提出書類も結構あるので建築業者さんとよく打ち合わせして進めましょう
■SRC造■
鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせた高層建築物に多く用いられる高強度の構造体。
■エントランス■
玄関、入り口のこと。
■オーバーハング■
1階より2階が張り出し、スペースが広くなるように設計された形式。張り出した部分をキャンティと呼び、居間やベランダとして使う。庭の広さを損なうことなく、建物内の広さを確保できる。
建物の強度等影響がないか確認しておく事が大切。
■踊り場■
階段の途中に設けられた広めの床のこと。万一転落した場合のケガ防止のスペースであり、小休止できるため高齢者や子どもにとっては安全なスペース。
■瑕疵(かし)■
住宅や設備のキズや欠陥のこと。一見しただけでは分からないキズや欠陥を「隠れた瑕疵」という。
瑕疵の保証内容は契約時によく確認しておくとよい。
■カーポート■
柱と梁だけで作られた屋根付き駐車スペースのこと。屋根のない駐車スペースを含める場合がある。一般的には駐車スペースという認識がおおい。
■開口部■
住宅の壁や屋根など各部に開けられた窓や出入口のこと。採光・通風・通 行などの役目を果たす。
■可動間仕切り■
空間の境が壁で仕切られているのではなく、開放したりできる間仕切りのこと。
■矩計図(かなばかりず)■
設計内容を判断できるように天井高や床下地、軒高など建物の代表的な各部の寸法と使用材料などが記入されている図面 。
建物を断面的に見ることができる。
■鴨居(かもい)■
和室の障子や襖など開口部の上部に取り付ける横木のこと。
■基礎■
建物の荷重を支える土台のこと。木造住宅などで一般的に使われる逆T字型の「布基礎」と、床面 全体に鉄筋入りのコンクリートを
打つ「ベタ基礎」がある。
■北側斜線規制■
北側の隣家の日照を妨げないために定められた制限である。屋根・隣地との離れに配慮が必要な場合がある。
■キッチンの種類■
シンク・作業台・コンロを配置したシンプルなI型キッチンをはじめ、L型キッチン、ダイニングに向け配置した対面 キッチン、島のようにキッチン中央に配置したアイランドキッチンなどがある。
■CAD(キャド)■
コンピューターを使って工業製品・建築物の設計をすること。高さ情報を持った3次元CADでは外観・内観のCG(コンピューター
グラフィック)の作成が可能である。
■管柱(くだばしら)■
1階または2階などにに入っている柱のことで、3.5寸や4寸と住宅会社が説明する柱はほとんどこの管柱。
一般的には柱といわれる。
■クラック■
ヒビ・亀裂のこと。表面上に自然に生じるものと、施工上の欠陥により、躯体内部等から生じたものがあるので、専門家に判断して
もらうことが大切である。
■グルニエ■
フランス語で屋根裏部屋のこと。収納スペースだけでなく子供部屋・書斎などに利用されることが多い。
類似語ではロフト・小屋裏収納もある。
■建ぺい率■
敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合。敷地面積が100㎡で建ぺい率が60%の場合、最大60㎡の建築面積の建物が建てられる。
*実際にはその他の法規制限も加味しないとならないので注意が必要。
■戸境壁(こざかいへき)■
マンションの各住戸間にある壁のこと。戸境壁が薄いと、騒音のトラブルが発生しやすい。
界壁(かいへき)と呼ばれる事も多い。
■コートハウス■
中庭(コート)を設けて、その周辺に部屋を配置する住居形式。都市型住宅や住宅展示場に多い。
■コーポラティブ住宅■
住宅購入希望者が集い、共同で土地を購入して各自の要望を取り入れた設計の集合住宅を建設し、各自が区分所有するもの。
■サービスヤード■
屋外で行なう家事用スペースのこと。洗濯や物干し場、物置、ゴミ置き場などとして使う事が多い。
■更地(さらち)■
建物などが建っておらず、借地権などの使用収益を制約する権利のついていない宅地のこと。
■サンルーム■
太陽からの自然光を多く取り入れるため屋根などをガラス張りにした部屋のこと。
リビングの外側やダイニングに設置されることが多い。
■地縄張り(じなわばり)■
建築前に、建物の位置を確認する為に図面通りに宅地に縄を張ること。
配置計画を確認するため施主と建築会社で確認することが多い。
■シックハウス症候群■
住宅資材から、揮発性有機化合物など有害物質が拡散されることで、体に変調をきたすこと。住宅の気密性が高まったことで、新築住宅のシックハウス問題が発生しやすくなり、工務店・住宅メーカーでは建材等の改良を進めている。
■ジャロジー■
羽根状の細長いガラス板を横に並べたもので、その角度を変えて通風を調節する小窓のこと。洗面 所、浴室、トイレに多く用いられる。
近い用語:ジャロジー窓
■住宅品質確保促進法(品確法)■
欠陥住宅が社会問題になり、消費者が安心して住宅取得出来るように、平成12年4月1日に施行された法律「住宅の品質確保の促進等に
関する法律」。①瑕疵担保責任期間の10年間義務化 ②住宅性能表示制度③裁判外の紛争処理体制という3つの柱で構成されている。
■住宅ローン控除■
住宅ローンを利用してマイホームを新築・購入した方に毎年の年末時点の住宅ローン残高の一定割合を所得税から控除する仕組みです。時限立法のため最新の内容を確認しておく必要がある。
■書院■
床の間の脇にある棚と障子で構成されたコーナーのこと。
■スキップフロア■
住居内に中2階のような半階分ずらした居室を設けて、室内空間に変化をもたせる建て方。住居内に上下の段差を生じることで、各居室の独立性を持たせている。
■数寄屋造り■
安土桃山時代から江戸時代にかけて完成した建築様式の一つ。柱離宮やはその代表例であり、茶人が茶室を造る際に用いられたことがきっかけといわれている。
■スケルトン方式■
スケルトンとは英語で「がいこつ」のこと。スケルトン(建物を支える構造躯体)を分譲し、「インフィル」(住宅の間取りや内装)はスケルトンの購入者が自由に決められる方式のこと。マンションが多い。
■筋(すじ)かい■
地震や風圧に耐えられるように、柱と柱の間に斜めに入れる補強材のこと。
木造では筋交い・軽量鉄骨ではブレスといわれる。
■スラブ■
床版のことで、一般的には鉄筋コンクリート造の構造床を指す。躯体の構造にもよるが、スラブの厚さが、遮音性や強度の目安になる。
■スロップシンク■
ユーティリティ、バルコニー等に設置する底の深い流しのこと。泥のついたスニーカーやぞうきんを洗ったり、植木鉢への水やりに便利である。
■セントラルヒーティング■
各部屋の暖房を一ヶ所のボイラーで集中的に行う中央式暖房システムのこと。
寒冷地や公共施設などでとりいれられていることが多い。
■ソーラーシステム■
太陽熱を利用して冷暖房や給湯を行うシステムのこと。
近年は補助金の交付など政府・自治体などからもあるので確認しておく必要がある。
■ゾーニング■
建物の平面計画で、部屋の用途別にスペースゾーンを分類、配置すること。たとえば、パブリックゾーン、プライベートゾーン、
サニタリーゾーンといったように。一番初めに行う大まかな設計でおおよその建物の概要の素案を策定する際に造ることが多い。
■底地■
土地に地上権や賃借権等の権利設定がある場合の土地の所有権のことをいう。
土地の売買の場合は確認が必要(不動産会社が内容を調べ、報告してくれる)
■耐力壁■
上部の重さや地震の力にも抵抗できるように設計した壁。間仕切り壁は耐力壁ではない。
壁倍率○○倍など、謳っているのはこの耐力壁の強度を示している。
■高さ制限■
建築基準法で、ある地区や地域の建物の高さの最高限度を定めること。
商業地と住宅地では当然にその高さは異なる。
■長期優良住宅■
「長期優良住宅」とは、住宅を長期にわたり使用することにより、住宅の解体や除却に伴う廃棄物を抑制し、環境への負荷を低減するとともに、建替えに係る費用の削減によって国民の住宅に対する負担を軽減し、より豊かで、より優しい暮らしへの転換を図ることを目的とし、長寿命住宅の認定制度により住宅ストックビジネスの育成なども含まれています。
では、現実に「長期優良住宅」を建てるとすればどのようにするかというと、長期優良住宅の認定を受ける必要があります。
認定申請は、建築基準法に基づく建築確認申請をする建築主事がおかれている地方公共団体に行います。
<長期優良住宅の認定基準概要>
・劣化の対応
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用でき、通常想定される維持管理条件下で、構造躯体の使用継続期間が少なくとも100年程度となる措置。(品格法劣化対策等級3相当)
・耐震性
稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減をはかり、大規模地震力に対する変形を一定以下に抑制する措置を講じる。(品格法耐震等級3相当)
・維持管理
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行うために必要な措置が講じられている。(品格法維持管理対策等級3相当)
・省エネルギー性
必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されて、次世代省エネルギー基準に適合すること。
(品格法省エネルギー対策等級3相当)
・可変性
居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置
・バリアフリー性
将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されている。
・居住環境
良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたもの。
・住戸面積
良好な居住水準を確保するために必要な規模を有し、戸建て住宅は75㎡以上(2人世帯の一般型誘導居住面積水準)
・維持保全計画
建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が考えられている。
維持保全計画は「構造耐力上主要な部分」「雨水の浸入を防止する部分」「給水・排水の設備 」について、点検の時期・内容を定める。
(少なくとも10年ごとに点検を実施すること。)
以上が「長期優良住宅」の内容です。
長寿命住宅ということで、多くの項目がありますが、表現が漠然として明確な判断にまようような項目もあります。
「長期優良住宅」にすると600万円の控除が受けられる訳ではありません。
年末借り入れ残高が5000万円以上の方が「長期優良住宅」にすると5000万円を上減として控除率12%で600万円の控除額ですから、頭金3割程度と考えると8000万程度か以上の住宅購入が対象です。
「長期優良住宅先導事業」とは別に、国土交通省では、現在、中小住宅生産者により供給される長期優良住宅に対して助成を行う「平成22年度木のいえ整備促進事業(長期優良住宅普及促進事業)」の募集を行っています。
長期優良住宅普及促進事業は、住宅供給の主要な担い手である中小住宅生産者による長期優良住宅への取組及び住宅履歴情報の普及を図ることにより、良質な住宅ストックの形成を促進することを目的として、一定の条件を満たす木造の長期優良住宅に対して、建設費の
1割以内で100万円(さらに、一定の条件を満たして地域材を使用した場合は120万円)を上限として補助金が交付されるものです。
補助対象となる住宅は、法律に基づき長期優良住宅として建築計画等の認定を受け、所定の住宅履歴情報を整備する必要があるほか、建設過程での一般公開や、今年度内の一定時期までの竣工・引渡しなどが共通に求められますが、「長期優良住宅先導事業」で求められるような高い先導性を有する内容の提案までは必要ありません。
なお、「長期優良住宅先導事業」による補助と、「長期優良住宅普及促進事業」による補助とを同一の住宅に利用することはできませんので、ご注意下さい。
■チムニー■
外観上のデザインで、形だけ設置した煙突のこと。
■つなぎ融資■
所有する不動産の売却資金を残金決済に充てる場合に売却がスムーズに進まない時、また、住宅の登記完了後しか融資実行されない、
公庫融資等を受ける場合に残金決済時に短期間だけ借り入れる融資のこと。残金決済前に覚書を交わして入居する「先行入居」や所有権の保存・移転、抵当権の設定、ローンの実行を同時にしてしまう「同時決済」が出来るならつなぎ融資は必要ない。
住宅ローンの種類や工務店・住宅メーカーなど会社によっても取り扱いが違うので注意が必要。
■定期借地権付き住宅■
定期借地権は、平成4年8月1 日から施行された新借地借家法に盛り込まれた新しい土地の権利関係で、土地を地主から50年以上の契約(一般 には50年)で借り、そこに建物を建てて分譲する。
原則更新はできない。
■鉄筋のかぶり■
鉄筋コンクリート中の鉄筋の外側の表面からコンクリートの表面までの寸法。火災やコンクリートの風化による影響が鉄筋に及ばない
ようにする。鉄筋の太さ等で一定の基準がある。
■テラス■
室内から直接庭に出入りできるようにした広めのバルコニーのこと。一階世帯で用いられることが多い。
■天袋■
天井面に付いた形の吊り戸棚と、和室押入れ上部の収納スペースで持ちいれられる事がおおい。
■天窓(トップライト)■
天井や屋根に設置する開口部で、採光のために設けられるもの。
北側の採光がとりずらい空間やより採光が望ましいスペースへ付けることもある。(自動・手動・ハメ殺し)と種類があるので用途によって使い分ける。
■ドーマー■
小屋裏の採光のために、屋根の傾斜面から突き出た形で設けた三角屋根の窓のこと。
採光や外観のアクセントとして設けられることが多い。
■動線■
住まいの中で、人の動く流れを線で表現したもの。例)家事動線・収納動線など
■通し柱■
2階建以上の建物で、土台から軒まで通した1本の柱のこと。
最近では通し柱を必要としない建物もある。
■ドライエリア■
地下室の前面につくる空堀のこと。これをも利用し地下室に直接外気と外光を採り入れることができる。
■長押(なげし)■
鴨居の上部に床と平行に入れる化粧材のこと。武家屋敷の名残といわれている。
■ニッチ■
壁にはめ込まれた飾り棚のこと。大きさなどは様々。
■布基礎(ぬのきそ)■
木造やコンクリート壁構造など小規模住宅に用いられる基礎で、一般に鉄筋コンクリートを使用し、形状は逆T字形である。
■ぬれ縁■
和室などの外側に設けられた、縁側のことをさす。
■野地板(のじいた)■
屋根の仕上げ材の瓦の下に入れる瓦を支える目的のもの。材種としては、OSB合板、コンパネ(べニア版)、杉など無垢材を使った
ものがある。
■延床面積■
建物の各階の床面積の合計のこと。容積率によって、建てることの可能な延床面積の限度が決められる。
■パース■
建物の外観や内部を立体的に描いた透視図面のことでイメージパースなどといわれる事もあり、平面図では理解しづらい部分もわかり
やすく表現できる。
■パーゴラ■
住宅の軒先に設ける落葉樹をはわせた棚のことで直射日光を遮る効果がある。最近ではデザインの一つして、また新素材などを用い店舗などでも利用が多くみられる。
■ハッチ■
部屋の空間に設けられた物を出し入れ出来る間仕切りのこと。
■パティオ■
床にタイルを張ったり、噴水を設けたスペイン風の中庭のこと。
■幅木(はばぎ)■
壁と床の間に取り付ける横木のこと。意匠的な意味が多い。
■梁(はり)■
柱の上にはめ込まれる横架材のこと。建物の荷重を支えながら重さを柱に分散させる役割がある。
木造では松材がもちいれられることが多い。
■バリアフリー■
障害者や高齢者などの障害(バリア)となる部分を取り除くこと。具体的には室内の床段差をなくしたり、車椅子用に通路を広くする
など。一般的には段差解消で持ちいれられることが多い。
■パントリー■
食料品等を収納する食品庫のことだが水回り全般の収納をさすこともある。
■ビルトイン■
例)システムキッチンのキャビネットなどに組み込めるタイプの設備のこと。食器洗い乾燥機、オーブンなど。
ビルトインガレージ(車を家に組み込む)意味合いで造られることが多い。
■広縁(ひろえん)■
和室などから続けて屋内に設けられる、幅の広い通路のこと。
■ピロティ■
1階部分で、外壁やサッシなどの間仕切りがなく柱だけで構成された空間のこと。玄関ポーチや車庫など色々な用途が考えられる。
ファミリーレストランなどでも多くみられる。一階が駐車スペースで2階が店舗など。
■ファサード■
建物の正面の意味合い。外観によって一番いいデザイン面をさす場合もある。
■吹き抜け■
2階以上の建物で、上階の床がなく、下階から天井までつながっている空間スペースのこと。
■普通借地権■
平成4年8月1日に施行された新借地借家法で改正された借地権の一つである。契約更新のない「定期借地権」に対して、賃貸借契約の
期限がきても、地主の側に正当の事由がなければ、自動的に借地契約は更新される。また、契約満了時に、地主に建物の買い取りを
請求することもできる。
■ペアガラス■
もともとは複層ガラスの商品名で、寒冷地での使用が中心だったが現在では一般的に用いられる。サッシにはめ込まれるガラスを2枚に
して組み立てたもの。断熱性が高く、結露の防止にも役立つ。
■ベイウィンドウ■
外壁から外へ張り出した出窓のこと。室内に広がりが生まれ、外観のアクセントで用いられることもおおい。
■壁芯(へきしん)■
壁の厚みの中心線で囲まれた面積のこと。内法(うちのり)に比べ、壁の厚みの分だけ、面 積は広くなる。分譲などのマンションの
パンフレットの専有面積は壁芯面積で表示されているので、実際にそれより少し狭くなる。
■ホームオートメーション(HA)■
住宅内にIT機器やデジタル家電を導入して、さまざまな機能を果たせるシステム で別名ホームエレクトロニクス(HE)ともいう。
集中コントロールパネルで、ホームセキュリティや照明、エアコンなどの各種電 気製品を管理することができる。また外部から電話で
コントロールすることも可 能(テレコントロールシステム)。
■ポーチ■
玄関前の空間のことで、タイルなど張っているスペースをさす。
■ボウウィンドウ■
弓形に張り出した出窓のことさす。
■ホルムアルデヒド■
人体に有害な化学物質の一つ。これが住宅資材等に含まれていると、空気中に拡散し、新築後しばらくの間は、体に変調が起きる
「シックハウス症候群」を起こす。現在では、ホルムアルデヒドを含まないか含有量 の少ない建材等の改良が進められている。
■間柱■
柱と柱の間に補強のために設けられる柱。梁などを支える。
■廻り縁(まわりぶち)■
天井面と壁面が接する部分に取り付ける化粧材料の事で大きさやデザインなどは多種類ある。
■免震構法■
地震による建物の倒壊を防ぐため、地震の力が直接建物に伝わらないよう工夫された構法。
高層ビルだけでなく、一般住宅にも普及しつつあるが現在ではまだコスト等などの問題で一般的には広がっていない。
■モジュール■
建築設計に使われる基本寸法、基準単位のこと。これまでわが国では、モジュールを91㎝とすることが多かったが、バリアフリー化が進む中で車椅子が通 れないなどの問題が生じるようになった。そこで新たに1mを基本寸法とする「メーターモジュール」が採用され
つつある。
■モルタル■
砂とセメントを混ぜたもので、通常砂2対セメント1か砂3対セメント1の割合に混ぜる。施工しやすくコストが安く、また防火性能に
優れているので一般によく使われる。外壁材として使用する場合もある。
■ユーティリティ■
家事作業を行うスペースでキッチンなど水回りの近くに設置されることが多い。
■床下換気口(ゆかしたかんきこう)■
湿気を防ぐ防腐対策として布基礎に開けた換気口のこと。
■ユニット工法■
工場であらかじめ建物の構造部材を製造し、現場で組み立てる方式。
■ユニバーサルデザイン■
国籍、性別、年齢、障害の有無に関わらず、誰もが使いやすい設備、製品、環境等のデザインのこと。
■養生(ようじょう)■
建物や設備の工事中などの際、キズがつかないようにシートで他の部分を覆うこと。
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■容積率(ようせきりつ)■
敷地面積に対する延床面積の割合のこと。敷地面積が100m2で容積率が150%の場合、最大150m2の延床面 積の家が建てられる。
■用途地域■
都市計画法で定めている「第1 種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」「第1種中高層住居専用地域」「第2種中高層住居
専用地域」「第1種住居地域」「第2種住居地域」「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」「準工業地域」「工業地域」「工業
専用地域」の12種類に分けられます。
住宅を造る場合にはまずこの用途地域を確認する必要がある。
■42条2項道路(セットバック)■
本来、道路とは4m以上の幅員のものを言いますが、基準時(昭和25年11月23日)に既に建築物が立ち並んでいた幅員1.8m以上4m未満の道で一般の通行の用に供されているものを 42条2項道路と言います。
再建築時には、道路の中心から2mずつのエリアを道路用地として提供して、この部分は敷地として供せない。
建築基準法42条2項に記載されているので、この名称がつけられている。
■ラーメン構造■
「ラーメン」とはもともとドイツ語で枠の意味。鉄骨造、RC造で柱と梁の一体化した構造体。
■ルーフバルコニー■
屋根部分を活用して設けたバルコニー。
■ロータリークロゼット■
回転式のハンガーパイプを組み込んだクローゼットであり、限られた場所に大量の衣料を収納できるので、スペースの有効利用にも
つながる。
■陸屋根(ろくやね)■
屋根の勾配が水平に近いもので、コンクリート造や鉄骨造のビルやマンションに多く見られるが、雨の流れが悪いので防水対策を
しっかり施すことが大切である。
■ロフト■
屋根裏部屋のこと。部屋の中ほどの高さにしつらえられた中2階のような居住スペースを指す場合もある。
■ワイドスパン■
間口が広い間取りのこと。ワイドスパンの住宅は、日当たりも良く、居住性能が高い。
■ワークトップ■
キッチンにある調理などを行うカウンター(作業台)のこと。
■ワードローブ■
大量の衣類等を収納するため居室の壁面 に作られた収納スペース。
■割栗石(わりぐりいし)■
建築物などの基礎に使う適当な大きさに割った石のこと。通常12~15cm位で基礎や土間コンクリートの下に敷き込む。