1.情報を見ながら自分たちの“建てたい家”をイメージしていく
このハウジングバザールのようなサイトを見たり、住宅雑誌などを見ながら
こういう素敵な家がいいなぁ・・・というだけでなく
●どんな暮らしをしたいのか
●どんな雰囲気の家に住みたいか
●どのへんの場所に住みたいのか
●どのくらいの予算をかけようか
といった事を漠然とでも家族で話しておくと、後々家づくりの“軸”がぶれないですみます。業者選びの段階で“軸”がないと、迷うだけ迷ってしまい家づくりが嫌になってしまうこともあります。楽しく家づくりをするためにも家族内でのお話は出来るだけしておきましょう。
2.資金的な相談をしてみる
ある程度、建てたい家がイメージできてきたら、自分たちに無理のない資金繰り・予算はどのくらいなのか目安をつけましょう。
せっかく気に入った会社と打ち合わせを進めていたのに資金的に合わないと分かったら悲しくなってしまいます。
方法としては・・・
●銀行サイトのローンシュミレーションなどを利用する
…気軽に利用できますが本当に大まかな計算しかできませんし、きちんとしたものだと入力が大変です。
●銀行のローンセンター・ローンプラザなどの専門窓口に相談に行く
…お客様の内容に合った商品(一口に住宅ローンといっても様々な種類があるのです)を提示してくれるでしょう。
相談したからと言って、その銀行を利用しなければならないということもないので気軽に相談してみましょう。
●住宅会社の営業マンに相談してみる
…ある程度絞り込んでいたら、直接その会社の営業マンに相談してみるのも良い方法です。
どのような商品が可能か示してくれますので話が早いといえます。
3.住宅会社にコンタクトをとる
どんなに資料を集めても、自分たちの家がどのようなものになるかは、実際の物を見ないと分らないものです。
カスタムメイドの極致ともいえる“家”という商品の特徴ともいえます。
ですから、気後れせずにコンタクトを取って自分たちの家を具体化してみましょう。
4.実際の建物を見せてもらう
モデルハウスも参考にはなりますが、大きさや仕様のグレードなど、自分たちには合わないケースがほとんどです。
また、構造などもカタログを見てイメージしていたものと現場で実際に見た場合では大きく違っていたというケースも良く聞きます。
引き渡し後のお宅を拝見する場合には、気になるアフターのことをそっと聞いてみるのもすごく参考になるでしょう。
5.提案された物を検討する
今までの段階で、ある程度会社も絞られて間取りや仕様・見積もりの提案を受けることになるでしょう。
このときに気をつけなければならないことは
●間取りや仕様・設備の要望はあまさず伝えているか
●その要望はどの程度反映されているのか
●建物の価格だけでなく“その他の必要な費用”はすべて見積もりされているか
●その会社、担当者は本当に信頼できるか
といったことが挙げられます。一生に一度の大きな買い物です。“これは見積もりに入っているだろう”
“これはこの仕様のはずだ”などの思い込みは大変危険です。疑問があれば必ず確認しましょう。
6.会社と契約をする
いよいよ家づくりを任せる相手を決める時が来ました。契約書には
●契約金額
●資金計画(資金繰りおよび入金時期など)
●設計図書
●仕様書
●約款
●工期
などが綴じ込まれています。ここで大事なことは“前もって綴じ込まれる内容を渡してもらい確認しておくということです。
その場になって眼を皿のようにしても、見落としてしまうかもしれません。
必ず前もって確認しておきましょう。
7.仕上げ(色決め)打ち合わせ、配線図打ち合わせなど
設計図・仕様書をもとに細かい部分を決めていきます。
現在では役所に提出する確認申請は厳格になっており、後からの変更は大変な手続きが必要となります。
妥協せず決めていきましょう。このとき大事なことは、“費用がかかる時は言ってください”と前もって宣言しておくことです。
気分よく決まったのに後から“オプション費用”を請求されては、また選びなおすことにもなりかねません。
8.銀行との住宅ローン契約
住宅ローンの手続きは一般的に
●仮申し込み(仮審査)
●本申込(本審査)
●契約
●実行(入金)
という流れになります。必要書類(所得証明や権利証など)が多く、また公的証明は有効期限が3か月とされています。
書類の不備や期限切れには十分注意しましょう。
9.着工(解体工事がある場合)
解体工事日の1週間ぐらいには隣近所への挨拶はしておきましょう。
おおまかな工期のわかるものや粗品などを持っていくのが一般的です。
10.地鎮祭
一般的には神主さんなどを呼んで執り行います。もし、知っている神社・神主さんがいない場合は施工業者に手配してもらいましょう。費用やお金の渡すタイミングなども前もって確認しておきましょう。
11.上棟式(棟上げ・建前)
昔のように餅をまいたりすることは殆どなくなりました。まったくしないケースや大工さんたちに心付けを渡すだけという事も
めずらしくありません。地域によっても慣習が違いますので、親戚の方や施工業者に相談してみましょう。
12.お引き渡し
一般的には引き渡し書類を交わし、家の鍵を渡されます。前もって竣工確認をしてから引き渡しに臨む場合もあります。
火災保険は忘れずに入っておきましょう。
13.アフターサービス
会社によって違いますが、定期点検を定めているところが多いようです。
設備の調子がおかしい、何か気になる場合には遠慮なく連絡しましょう。
早期発見が事態を深刻にしないケースが多いのです。
以上、家づくりの目安としてお役立てください。時々は、自分たちが現在どの時点なのか、この後は何をすればいいのか
ご確認ください。皆様の素敵な家ができますよう心より願ってやみません。