SDGsで持続可能な社会へ。
森林の保全をすることは、陸の豊かさを守ることにつながり、
生物多様性の保持を実現します。
戦後、戦災復興のため木材の需要は急増し、国は拡大造林政策をとりました。
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高度経済成長時に安価で大量に入手出来る外材に頼るようになり、国産材を圧迫。
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建築様式や技術の変化にともない、在来工法が減少したことにより木材需要の減少をもたらします。
1950年代には燃料革命により薪炭材の利用が減少。
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拡大造林で植林したスギやヒノキ等が現在伐期に達していますが、上記のように、需要の減少により木材価格が安価となったのと、山村の高齢化により手入れする費用が賄えず、荒廃している森林が増加しているのです。
水源涵養機能とは?
森林が水資源を蓄え、育み、守っている働きのことです。森林の土壌は降水を貯留し、河川へ流れ込む水の量を平準化して洪水を緩和することで、川の流量を安定させる機能があります。また、雨水が森林土壌を通過することで、水質も浄化されます。
森林は昔から緑のダムといわれ、洪水緩和、水資源貯留、水量調節、水源の涵養機能、水質浄化機能があるんです。
近年の集中豪雨等による土砂流失被害の多発は、森林の荒廃による土砂・土壌の災害防止、土壌保全機能の低下によるものといわれています。