【暮らしのコラム】家庭でグローバル人材育成!今日からできる!“家族ほめる会議”

公開日: : コラム

   

PR:あなたの建築予定地にある工務店に、無料で間取り・見積り作成を依頼してみませんか?お申し込みはこちらから

   

こんにちは!
一般財団法人ほめ育財団 ほめ育ママ代表の中村玉子です。

前回の「ほめ育ワンポイントアドバイス」は“子どもの決断を尊重しよう”でした。

お子さまの夢・やりたいこと・感じていること。会話の中でお子さまが素直に表現してくれた時、まずは一旦受け入れ尊重する、また驚くようなことがあっても「新しいね」と受け入れてみてください!というお話でした。

いかがでしたか?このようなやり取りが習慣になると、思春期以降の会話のやり取りにも役立ってくるはずです。いつもあなたの味方であること、応援しているという姿勢を日々の些細な会話の中で伝えていきましょう。

さて、今日のテーマは『家庭でグローバル人材育成!今日からできる!“家族ほめる会議”』

現代の子どもたちに求められていること

現代の子どもたちに求められているものは、自ら考え答えを導き出していく力、主体性、そして自分を肯定すること。つまり自分自身をほめ、大切にしていくことです。

そして、学校教育に英語が取り入れられたことからも、これからは海外の人たちと議論していく機会も増えていくことでしょう。人と議論するためには、持論をもつ必要があります。そしてそこに自分を肯定する力がなければ、思い切って自分の意見を発表することができません。では、どうしたら自分を肯定できるのでしょうか?

それが“自分をほめる”ということなのです。

人や物事には必ず良い面・悪い面があります。その良い面に注目し、当たり前にできていることを1つずつ認め、自分自身でほめていく。このことで、人からの評価が気にならなくなり、どんどん自分に自信が持てるようになります。

これからますます多様化する社会で、人と違うことを恐れる心があると、自分の意見をしっかりと表現することができません。意見が違っても発表してよい。それは自分にOKを出すだけではなく、世の中の多様な意見を受け入れることにもつながります。意見の対立は時に感情の対立と結びついてしまいます。(意見が違う=仲良くできない)

ですが、意見が違っていても仲良くできるのだという価値観を持ち、まずは大人が仲良くしている所を見せる。これが今の日本、そして世界に必要なことではないでしょうか?

家族ほめる会議

ここで、家族の絆を深めながら自分の意見を発表する練習にもなる「家族ほめる会議」をご紹介しますね。

<やり方>

  • プラスの言葉を書いたカードを用意します。
  •  1人ずつカードをひき、書かれた内容に沿って発表します。

ポイントは“拍手で全承認すること”です。

発表する順番なども大人が一方的に決めるのではなく、それぞれが自主的に決めるようにすると良いでしょう。そして、子どもが沈黙してしまったときは、急かさずにできるだけ答えを待ってみましょう。

これを言ったら怒られるかな?などの思いがあると、なかなか素直に言えないこともあります。

私たち大人は、自分の人生経験から「正しい・間違っている」「良い・悪い」でついつい子どもを評価しがちです。ですが、それらは一旦横におき、まずは子どものありのままの気持ちを認めてあげることを繰り返していきましょう。

「怖い・楽しい・不快」など、人が感じた感情は否定できません。その感情を「そう感じたんだね」とそのまま受け止めた上で、行動・言動に改善点があれば一緒に考えたり、質問により本人の中から答えを導きだしていく関わりを心がけると良いでしょう。

ほめることは居場所をつくること本音が言える、受け入れてもらえる、安心安全な場を作ってあげることは、子どもが困難に立ち向かい成長することにおいてとても大切なことです。

プラスの質問でいい所探し

家族ほめる会議で使うのは全てプラスの質問です。この質問をすることで、脳は“良い所探し”を始めます。

最初は4枚ほどのカードから始め、少しずつ項目を変えたりプラスしていくなど、楽しく続けられる工夫をしていきましょう。

今日できる「ほめ育ワンポイントアドバイス」 “家族にプラスの言葉を伝えてみよう”

人生は“今”の積み重ねです。いつか伝えよう・・・。それは、明日があると確信しているからではないでしょうか?本来、未来に絶対などというものはなく、私たちにできることは、今この一瞬一瞬を一生懸命生きることの他ないのです。

次回、最終回のテーマは「今こそ家族の絆を深める!Ho‐Me-I‐Kuのススメ。」です。

今日もパパ・ママに!


The following two tabs change content below.
保育士・幼稚園教諭であり、現在は主に保育園での知育授業を担当。 高校時代はバトントワリング全国大会3年連続グランプリの実績をもつ。バトントワリング教室12年、幼児教育7年の間に2,000人以上のお子さまと関わった経験から、心・体・脳をバランス良く育てることを大切にしている。 自身も小学生2人の子育て真っ最中!ほめ育は実生活にも導入し、ほめる・叱るのバランスをとりつつ、毎日の家事・育児・仕事に奮闘中。子育てのモットーは「楽しく!」。毎日起きてくる様々な出来事をいかに楽しく置き換えるか。そして伝えるべきはしっかりと伝え、心の土台作りの場として、家庭の在り方が大切であることを、全国のパパ・ママに向けて発信中! 【ほめ育についてもっと知りたい!という方はこちらをご覧ください→https://lit.link/homeikumama】
   

関連記事

【コラム】『機会』 自分と向き合う

2020/06/09 |

「機が熟したようだ」 その感覚は突然やってきました。 いや、機が熟す時をずっと待っていたのか...

記事を読む

コラム 【伝統工法を使って自然素材】で建てるすばらしさ

2020/11/09 |

①木造工法による地震について 様々な工法が日本の建築にはあります。木造軸組工法(伝統工法・在来工法...

記事を読む

【コラム】『浄化』 暮らしの中のヨガ④ 氣の流れをつくる

2020/08/26 |

ヨガをお伝えする身として、いかがなものかと思うときが多少ありますが、私も人間です。 体の不調を訴え...

記事を読む

【コラム】人気の木材

2020/07/27 |

コラムへの寄稿が今回で8回目を迎え、終盤へと突入してきました。 ここまでお読みになられている方...

記事を読む

  • 友だち追加
    • facebook
    • youtube
    • twitter
    • pinterest
PAGE TOP ↑