【暮らしのコラム】ほめるの反対は〇〇。子どもの成長を促すほめ方はコレ!

公開日: : 最終更新日:2022/02/06 コラム

   

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こんにちは!
ほめ育教育アドバイザーの中村たまこです。

前回の「ほめ育ワンポイントアドバイス」は“深呼吸をする”。
怒りの感情が出てきたとき、カッと頭にきたときは、一旦深呼吸をしてみましょう。というアドバイスでした。

いかがでしたか?もし怒ってしまっても大丈夫。
その時は、そのあとの気持ちの切り替えを意識してみましょう。お互いに感情的になってしまったとき。
気持ちの切り替え方の見本を見せるチャンスです!

「さっ!おやつでもたべようか!」「さて、お手伝いお願いしちゃおうかな?」など、後に引きずらないことを意識してみてくださいね!

さて、今日のテーマは『ほめるの反対は〇〇。子どもの成長を促すほめ方はコレ!』

ほめるの反対は叱る?
いえいえ。実はほめ育では次のようにお伝えしているのです。

ほめるの反対は「比較」

ほめ育では「ほめる」の反対は「比較」だとお伝えしています。(「たった一言で人生が変わる ほめ言葉の魔法」著者 原邦雄)

人をほめるとき「その人の長所をほめる」「本人なりの努力を見つけてほめる」ことが大切です。その反対のアプローチが「比較」することだからです。

大人はつい、「順位」「成績」などの結果だけに注目し、目の前の子どもの努力・成長を見逃してしまうことがあります。大切なのは、他の子どもと比較するのではなく、その子自身をしっかりと見てあげることです。

子どもの成長を促すほめ方はコレ!

ほめ育では、アメリカの心理学者、ウィル・シュッツ博士が提唱した「自尊心の3大欲求」というものを取り入れています。(「自尊心」とはプライドや自惚れなどではなく、「自分の存在を大切に思うこと」と定義しています。)

①自己重要感=自分が大切な存在だと認めてもらいたい。
②自己有能感=成長していることを実感したい。
③自己好感=自分をもっと知ってほしい。もっと好きになってほしい。

これらの欲求を満たすことで、お子さまは「自分は大切な存在だ」ということを深く心に感じることができるのです。では、1つずつ詳しく説明していきますね!

①自己重要感

この欲求を満たす言葉は「ありがとう」です。
みなさん、「ありがとう」の反対は何だと思いますか?
それは「当たり前」だとほめ育ではお伝えしています。
お手伝いをしてくれた。協力してくれた。約束を守った。当たり前にできていることに注目し「ありがとう」と伝えることが、この欲求を満たすポイントです。

②自己有能感

この欲求を満たす言葉は「すごいね」「成長したね」という言葉です。
人には成長欲というものがあります。大人はついつい結果にだけ注目してしまうことがあります。
ですが、この成長をしっかり見てほめてあげることで、結果に左右されることなく、お子さまは自分の成長を実感し、次への意欲につなげることができるのです。

この時、「頑張っていて、すごいと思ったよ」「成長した〇〇を見て、お父さんは感動したよ!」とご自身の感想も付け加えてみてくださいね!
言葉にはアイメッセージとユーメッセージというものがあり、アイメッセージの主語は「私は~」。ユーメッセージの主語は「あなたは~」です。

この「お母さんは~」というアイメッセージを使うことで、お子さまはそのほめ言葉を受け取りやすくなります。パパ・ママの感じた感情は誰にも否定できないからです。

③自己好感

この欲求を満たす言葉は「好きだよ!」「ステキだね」です。
子どもを思う気持ちから、ついつい改善点や小言を言ってしまう。そんなことはありませんか?

家族だから分かっているはず。きっと思いは伝わっている。でも実は、近すぎるからこそ、その関係性はかえって難しいのです。
ですので、皆さんにぜひやっていただきたいことは、「言葉にして伝える」ということです。
そのことで全ての言葉は、より深くお子さまの心に届くのです。

大切なのは、これらの言葉が自然にあふれてくるということです。決して相手を操作するための言葉ではありません。全ての言葉の土台にあるのは、「愛」です。ぜひそれを言葉にして伝えてあげてくださいね!

今日できる「ほめ育ワンポイントアドバイス」 “良く見る”

お子さまをほめるには、まず相手を良く知る必要があります。
結果だけでなく、そこまでの努力・過去からの成長。そんな所にも目を向け、ぜひ言葉にして伝えてあげてださいね!

次回のテーマは「プラス言葉の効果は絶大!プラスの眼鏡、かけていますか?」です。

今日もパパ・ママに!


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保育士・幼稚園教諭であり、現在は主に保育園での知育授業を担当。 高校時代はバトントワリング全国大会3年連続グランプリの実績をもつ。バトントワリング教室12年、幼児教育7年の間に2,000人以上のお子さまと関わった経験から、心・体・脳をバランス良く育てることを大切にしている。 自身も小学生2人の子育て真っ最中!ほめ育は実生活にも導入し、ほめる・叱るのバランスをとりつつ、毎日の家事・育児・仕事に奮闘中。子育てのモットーは「楽しく!」。毎日起きてくる様々な出来事をいかに楽しく置き換えるか。そして伝えるべきはしっかりと伝え、心の土台作りの場として、家庭の在り方が大切であることを、全国のパパ・ママに向けて発信中! 【ほめ育についてもっと知りたい!という方はこちらをご覧ください→https://lit.link/homeikumama】
   

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