【暮らしのコラム】ほめ育だけど叱ります!叱ると怒るの違い、知っていますか?

公開日: : コラム

   

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こんにちは!

ほめ育教育アドバイザーの中村たまこです。

前回の「ほめ育ワンポイントアドバイス」は“認める”。

子どもの「イヤ!キライ!」を「イヤなんだね」「キライなんだね」と一旦そのまま受け止めてみる。その上で、理由を聞いてみましょう。というお話でした。

皆さん、いかがでしたか?

慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、この一旦認めることができると、お子さまはパパ・ママに対し、「話してもいいんだ!」という安心感を覚え、お友達とケンカしたとき、悩みがあるときも打ち明けやすくなります。

今日のテーマは『ほめ育だけど叱ります!叱ると怒るの違い、知っていますか?』。

ほめるというと間違えやすいのが、何でもかんでもほめれば良い。そう思い、必要な時に叱れなくなることです。

「ほめる」と「叱る」はセット

『ほめ育』では「ほめると叱るはセット」だとお伝えしています。

そしてそこには、はっきりとした基準があります。ですから、何をほめて良いか分からない。何を叱って良いか分からない。そんな方に『ほめ育』はうってつけなのです。

ほめる基準は子どもの「行動」「言動」です。

人間性・外見などをほめるのではありません。
お友達にやさしくした。ありがとうが言えた。自分からあいさつができた。
このように、お子さまがした好ましい行動や言動をほめてあげましょう!

そして叱る基準も同じく「行動」「言動」です

ケンカで手を出した。危険な遊び方をした。あいさつをしなかった。
ここでも性格・人間性を叱ったりはしません。
気をつけなければいけないのは、「あなたは悪い子ね」「何をやってもダメね」と、人格を決めつけ否定してしまうことです。

子どもの行動には必ず理由があります。その時の体調や気分もあるでしょう。まずはその理由を聞き、その上で危険なこと、人が嫌がる行為(悪口・たたくなど)は叱る必要があります。

兄弟ゲンカ

兄弟げんかの時、お兄ちゃんなんだから、お姉ちゃんなんだからとガマンさせてしまうことはありませんか?また、理由を聞く前に、「あやまりなさい!」と叱ってみたり。兄弟・もしくはお友達とのケンカは、パパ・ママにとって大きな悩みの1つですね。

そんな時は、一旦深呼吸してみることをオススメします。そうすることで、少し落ち着いて状況を見ることができるでしょう。

その上で、それぞれの立場になって話を聞いてあげてみてください。きっとそれぞれの言い分があるはずです。子どもの頃に大切なのは、ケンカしないことよりも、ケンカから学ぶことです。「あやまる」「ゆるす」「相手の気持ちを考える」。ケンカにはたくさんの学びがつまっていますね。

そして、「どうぞ」が言えた。「ごめんね」が言えた。その時はたっぷりとほめてあげてくださいね!

もしそんな言葉がでなくても、反省した様子が見られときは、お手伝いを頼むなど気持ちの切り替えを手伝ってあげるとよいでしょう。大人でも気持ちの切り替えは難しいものです。意地の張り合いにならないよう、上手な引き方を見せるチャンスでもあります。

「叱る」と「怒る」の違い。知っていますか?

皆さんは普段、叱っていますか?それとも怒っていますか?

叱る=相手をより良い方向に導くための関わり
怒る=不満やイライラなどの感情をぶつける行為

これを知っているだけでもずいぶん違いますね!
「あぁ、今自分は怒っているな」そんな自分にまずは気づく。それだけでも大きな一歩です。そして、そんなときにも深呼吸は効果的です。

今日できる「ほめ育ワンポイントアドバイス」 “深呼吸をする”

感情的になると、どうしても正しく状況を理解することができません。例えば部屋が散らかっていたとき。「散らかる=悪いこと」という思い込みがあると、つい話を聞く前に怒ってしまいがちです。

ですので、怒りの感情が出てきたとき、カッと頭にきたときは、一旦深呼吸をしてみましょう。さがし物をしているうちに散らかったのか、夢中になって遊んでいるうちに散らかったのか。もしそうであれば、お子さんは目の前のことに集中していたということです。これは「ほめポイント」になりますね!

たとえ思うような子育てができなくても、落ち込む必要はありません。
誰だってはじめは子育て1年生です。落ち込むというのは、それだけ真剣に子どものことを考えているからではないでしょうか?良い親でありたい。そんな思いがあるから、今このコラムを読んでくださっているのだと思います。今日はお子さんだけでなく、ご自身のことも認め、しっかりほめてあげてくださいね!

今日も皆さんに!

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保育士・幼稚園教諭であり、現在は主に保育園での知育授業を担当。 高校時代はバトントワリング全国大会3年連続グランプリの実績をもつ。バトントワリング教室12年、幼児教育7年の間に2,000人以上のお子さまと関わった経験から、心・体・脳をバランス良く育てることを大切にしている。 自身も小学生2人の子育て真っ最中!ほめ育は実生活にも導入し、ほめる・叱るのバランスをとりつつ、毎日の家事・育児・仕事に奮闘中。子育てのモットーは「楽しく!」。毎日起きてくる様々な出来事をいかに楽しく置き換えるか。そして伝えるべきはしっかりと伝え、心の土台作りの場として、家庭の在り方が大切であることを、全国のパパ・ママに向けて発信中! 【ほめ育についてもっと知りたい!という方はこちらをご覧ください→https://lit.link/homeikumama】
   

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