【暮らしのコラム】ママもほめてほしい。子育てにちょっと疲れたら・・・
公開日: : 最終更新日:2022/06/25 コラム
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こんにちは!
一般財団法人ほめ育財団 ほめ育ママ代表の中村玉子です。
前回の「ほめ育ワンポイントアドバイス」は“子どもに質問してみよう”でした。
一緒にいると、つい「分かっているだろう」「家族なんだから」、そんな風に思いがちかもしれません。ですが、近いからこそかえってその関係性は難しく、知らないことも多いのです。
友達のこと、先生のこと、好きなことやその理由。きっと新たな発見があったのではないでしょうか?
さて、今日のテーマは『ママもほめてほしい。子育てにちょっと疲れたら・・・』
子どもをほめることの大切さはわかっていても、なかなかほめられない。実はママ自身が満たされていないと相手をほめることは難しいのです。「自分をほめる程度にしか人をほめられない」。ほめ育ではこのようにお伝えしています。
ほめられた時、素直に受け取れますか?
日本人は謙遜を美徳とする文化があります。そのため、人からほめられたとき「いいえ、とんでもございません」「そんなお世辞を言って」などと、素直に受け取れないことが多いのです。
ですが、今日本の社会で問題になっている「自己肯定感」について考えるとき、これは大きな壁になってしまいます。なぜなら、人からほめられることを拒絶したまま、自分を肯定し続けることはできないからです。
自分をほめる程度にしか人をほめられない
一生懸命にやってきたからこそ、ついついその努力や我慢を人にも求めてしまうことがあります。自分の中で“当たり前”の基準が上がってしまうのですね。
ここで大切なのは、この頑張ってきた自分をしっかりとほめて、認めてあげるということです。
逆に、失敗や頑張れなかった時もあるかもしれません。そんなことも自分自身で受け止めていくことで、相手に対しても優しく、そしてほめることができるようになっていきます。
【自分をほめる効果】
・自己肯定感が上がり、人からの評価が気にならなくなる。
・自分に自信が持てるようになる。
・自分にも人にも優しくなり、人のことを今まで以上にほめられるようになる
・感情のコントロールができるようになり、ストレス解消!
まさに良いことだらけ!大人も子どもも身につけたい習慣ですね。
自分ほめのコツ
そうは言っても自分をほめるってなかなか・・・。そんな方に簡単にできるコツをいくつかご紹介します
①落ち込んでいる人を励ます
落ち込んでいる人を励ますとき、皆さんの口からでているのはプラスの言葉です。そしてその言葉は、発した本人の脳にも届いているのです。脳は「人称」を理解できないと言います。他人を励ましているつもりでも、実は自分を励ましていることになるのです。
②小さな「ほめ」から始めてみる
ほめポイントは、すごいところ・優れていることでなくても大丈夫です。自分では取るに足らないと思うような小さなこと。我慢したことや人への気遣いなども、十分ほめるべきところなのです。
③振り返る
ほめ育では人との比較はしませんが、『過去の自分との比較』はおすすめしています。人は必ず成長しています。過去の苦しかったこと、つらかったことを思い出してみてください。何らかの形で乗り越えたからこそ、今の自分があるのです。そんな自分をほめ、成長した自分を認めてあげてください。
いかがですか?もし心がマイナスに向いているときは、誰かに聞いてもらったり紙に書きだすといいでしょう。悩みは可視化するだけで8割なくなると言われます。
そして環境も大事にしてみましょう。好きな音楽・香り・お気に入りのカフェ。穏やかな気持ちになれる工夫をして、できるだけたくさんのご褒美を自分にあげることを意識してみてください。
何事も「続ける」ことが大切ですが、最初は3日坊主でも落ち込む必要はありません。3日やって1日休む。そのように3日坊主を繰り返してみましょう。
フルパワーで進むよりも、省エネでコツコツ進む方が、長い目で見ると結果につながりやすくなります。
今日できる「ほめ育ワンポイントアドバイス」“1日1ほめ”をしてみよう!
今日からまずは1日1つ。できれば寝る前に自分をほめてみてください。自分をほめた分、人もほめられるようになりますよ!
次回のテーマは「家族の目標を決めよう!やることが分かれば時短にも!」です。
今日もパパ・ママに!
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