【暮らしのコラム】プラス言葉の効果は絶大!プラスの眼鏡、かけていますか?
公開日: : 最終更新日:2022/06/25 コラム
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こんにちは!
一般財団法人 ほめ育財団 ほめ育ママ代表の中村玉子です。
前回の「ほめ育ワンポイントアドバイス」は“よく見る”でした。
私たち大人は、つい「結果」だけを見て子どもを評価しがちです。子どもが伸びるほめ方のポイントは、そこまでのプロセス(努力や成長)をほめることだというお話でした。
ほめるためにはまず、相手をよく知る必要があります。なぜなら、よく知らないままのほめは、見える部分だけの上辺だけのほめになってしまい、相手の心に届かないからです。自分のことに興味を持ってくれている、努力を見てくれている。心に届くほめ言葉には、そんなほめる側の愛情が垣間見られるのです。
さて、今日のテーマは「プラス言葉の効果は絶大!プラスの眼鏡、かけていますか?」
みなさんは『言葉の力』をご存じですか?
言葉の力
言葉にはプラス言葉とマイナス言葉があります。
プラス言葉:人をほめる言葉・感謝の言葉・明るくなる言葉・やさしい言葉
マイナス言葉:やる気がなくなる言葉・暗くなる言葉・愚痴・不満・悪口など。
みなさんは普段、どちらの言葉を多く使っているでしょうか?
不思議なもので、プラス言葉を使っているとまたこういう言葉を使いたいようなことが起き、マイナス言葉を使っていると、またマイナス言葉を使うようなことが起きてきます。なぜなら、言葉が思考を作り、その思考が行動を作っているからです。
また、脳は主語を認識できないと言われています。つまり自分の口にした言葉は、そのまま自分に返ってくるのです。例えば「ありがとう」と人に感謝を伝えれば、それは自分に対して感謝をすることになります。
逆に、マイナスの言葉を相手に投げかけると、それは自分の事として脳が認識してしまうということです。
物事にはプラス面とマイナス面がある
一見マイナスに見える出来事。例えば、子どもがお茶をこぼした!これは、パパ・ママにとってマイナスの出来事に思えるかもしれませんね。ですが、物事には必ずプラス面とマイナス面があります。
マイナス面→お茶をこぼした
プラス面→自分で注ごうとした。チャレンジした。
このように、同じ事柄でもこちらの見方によっては、プラスにもマイナスにもなるということです。
大人がプラス面を見てほめてあげると、子どもは失敗を恐れることなく次もチャレンジできます。
この、どちらの面を見るか?ということはとても大切な視点ですが、もし今までマイナス面を見ていたとしても、決して落ち込む必要はありません。
大切なのは、子どもであっても大人であっても、内省しより良い選択ができるよう努めていくことだからです。(反省は誤った言動を振り返り、必要に応じて周囲に周知すること。内省は、自分自身を振り返り、見つめ直すこと。)
常に今から!気づいたときが皆さんにとってのベストなタイミングでもあるのです。
当たり前に注目
ほめるポイントを探していると、どうしても良い行動・素晴らしい行動を探してしましがちです。ですが、ほめるポイントは「当たり前にできていること」の中にたくさん潜んでいます。
お子さんが生まれたとき。一人では何もできなかったことが、今では自分で食べられる・服を着られる・本を読める。それは世間一般的な常識や標準ということに当てはめるのではなく、お子さま自身の成長として見てあげてください。
ほめ育では人と比較してほめることはおすすめしませんが、お子さま自身の過去との比較はおすすめしています。なぜなら、人は必ず成長しているからです。
また、日常の当たり前をほめてもらうと、お子さま本人の気づきにもなり、自信にもつながります。
今日できる「ほめ育ワンポイントアドバイス」 “プラスの言葉を使おう”
「ありがとう」「素敵だね」「楽しい!」など、これらのプラスの言葉は人を楽しい気持ちにし、結果的に自分も自然と楽しい気持ちにしてくれます。みなさんのご家庭でもぜひ「プラスの言葉」を意識してみてくださいね!
次回のテーマは「ほめポイントが見付からない!そんな時は3つの質問でほめ上手に!」です。
今日も皆さんに!
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