【コラム】『感受』 オモイとエネルギーの融合
公開日: : コラム
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感情が無ければ人は動かないと思います。
感情があるからこそ人は動きます。
心でもってして人は行動します。
心が無くなってしまったらロボットと同じであって、他の動物にも無い人間の良さは「感情があること」ではないでしょうか。異なる2つの性が交わり新たな命を育むためには「愛」が必要です。愛するという心の意志があったから、こうして人類は発展してきたのだと思います。男女間の愛だけでなく、家族愛や友人同士の愛など、愛する対象は動物でも物でも幅広く抱けることのような気がします。愛する対象があることはとても幸せなことかもしれません。
私は母に愛されて育ったような気がします。幼い頃から私の意志を何よりも尊重してくれて押し付けられることもなく、いち人間として接してくれました。子どもだからと言って甘やかされるわけでもなく、どう思うかどう感じるか言葉にすることは求められてきました。「言わないとわからないでしょう!」と感情任せに言われることも度々ありましたが、今となってはよくわかります。察して欲しいと思うことは自分本意のわがままだと言うことが。
ときに、はっきりとした物言いや、子どもだからと甘やかされなかったところが受け入れられなかったこともありました。周りのほんわかしたお母さん達が羨ましいなと心の中で思ったことも。ただ、なんやかんやの思いはあるけれど「お母さんは私のことをわかってくれる」という絶対的な安心感と信頼感がありました。子どものとき、この感情こそ何かはわからなかったけれども、今となっては愛されていることだとよくわかります。
子育てに正解は無いと言うし、私は子どもを産み育てたことがないのでわかりませんが、母にとっての私たち子ども達への愛し方は、安心と信頼を築いていくことだったのかなと思います。
この世に生まれて、ただひとりしかいない母は、私たち子に愛を与え教えてくれる最初の存在です。だからこそ私たちは人を愛せるのかもしれません。
石川幹人さんの著書「人は感情によって進化した 人類を生き残らせた心の仕組み」によると、感情の萌芽にあたる仕組みは、地球上に哺乳類が現れたころにはすでに人類の祖先に備わっていたとされています。感情は生き延びるのに必要な機能として、生物進化の歴史をとおして、徐々に積みあがってきたそうです。そのなかでも「恐怖」は比較的早い段階で人類の祖先の動物の身についたようですが、捕食者から逃げるものであったようです。
やがて、上下関係を形成する「怒り」「おびえ」となり協力する集団が築かれると「罪悪感」「義理」と複雑な感情が進化したそうです。また、チベット仏教の指導者でありチベット行政府の国家元首を務めるダライ・ラマ14世は、感情と表情に関する先駆的な研究を行ったアメリカの心理学者ポール・エクマン氏と共に、2016年に人間の感情を5つのカテゴリに分け、合計46種類に分類しました。
5つの感情のカテゴリとは「楽しみ・嫌気・悲しみ・怖れ・怒り」です。他にもルネ・デカルトの情念論、チャールズ・ダーウィンの人及び動物の表情について、ロバート・プルチックの8つの基本感情など、これまでに多くの有識者が感情について説いています。古代から現代までに分類された多くの基本感情に共通するのは「喜び・怒り・悲しみ」の3つです。次いで「怖れ・嫌悪・驚き」です。
さて、ここで気付く。
基本的な感情のなかに「愛」が含まれないではないか!
心理学で言うところの愛とは、自分あるいは相手の精神的成長のために、自分自身を伸ばそうとする意志であるそうです。愛は意志の行為であるので、努力であり一歩踏み出すことです。愛は元々人間に備わっているのだろうけど、それを実際に愛することを選択し行為に表すことこそ愛すること。愛はその為すところのものであるとされます。「愛する」という意思のある選択をして行為にあらわしていくこと。
母は私を愛するという意志のある選択を産んだ瞬間にしたのだと思います。子育ての話になったときに「あなた達とともに私も成長させてもらった」と口にすることがあるのですが、理屈を抜きにして愛の本質を理解しているからこその言葉なのかもしれません。
感情のエネルギーは計り知れないものがあります。だからこそ、人は行動し表現するのです。
今あなたがもっている感情のなかに、これからの人生を大きく左右するオモイが眠っているかもしれません。
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大竹沙紀
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