木の家でサステナブルな循環社会に貢献!
木の家でサスティナブルな循環社会に貢献!『温暖化や災害に効果あります』
皆さんご存知のように、地球の温暖化は地球全体ひいては身の回りにも大きな影響を与えています。
「子どもの頃は30度って言ったらかなり暑い日だったけど、今じゃ30度越えは当たり前だよねえ」
「夕立は減ったけどゲリラ豪雨なんてなかった」
「こんな大雪降ったことない」
こんな話題が身近でよく出ませんか?
平成20年に発表された「温暖化影響総合予測」では日本にかぎっても
①温暖化による洪水被害額は年間1兆円
②豪雨によって引き起こされる土砂災害は毎年、死者を出しています。
③農業用水の不足
④極地の氷が溶けての海面上昇のより沿岸地域の高潮
⑤気温上昇による熱中症死亡患者の増加(厚労省統計情報部)
いかがでしょうか?
世界全体でもハリケーンや猛暑のニュースはよく聞かれると思いますが、身近な日本の例でもこのような出来事が増えています。では木の家をつくることで、どう環境に貢献できるかを具体的にご紹介いたします。
森林を伐採することは、CO2(二酸化炭素)を酸素にかえてくれる樹木を切ることなので、温暖化につながる、というイメージがあるかもしれません。確かに森林を無計画に伐採して燃やしてしまったら(焼畑など)そのとおりで温暖化に繋がるでしょう。
しかし、木の家を作る場合は伐採した樹木を柱や梁などの構造部材に使用しますので、樹木が蓄えた炭素をそのまま固定し、空気中に排出しないのです。
なお樹木が伐採されずにそのまま枯れた場合は、せっかく固定された炭素が再び二酸化炭素になって空気中に排出されてしまうのです。しかも、ひとつの樹木がCO2を吸収するのも樹齢によって大きく違います。
この図を見ると建築材とし多く使用されるスギやヒノキなどの針葉樹はブナやクヌギなどの広葉樹に比べてCO2の吸収量にすぐれているのですが、60年程度を境にあまりCO2を吸収しないことがわかります。 つまり、樹齢が60年くらいで材木化して、次の新しい命(樹木)を植えてあげることが環境を良く保つのに効果的なのです。ちょうど日本の人工林の多くは、第二次大戦後に焼け野原になった日本を復興するために植林し、今50~60年を迎えているところ。
戦後の植林運動について
昭和10年代、戦争の拡大により軍需物資として大量の森林伐採が行われました。これは構造材としてだけでなく、石油燃料を制限されていた当時の日本では燃料の薪としても使用されていたためです。その結果、戦争直後の昭和20年~30年代にかけて毎年のように甚大な風水害が発生しました。
特に昭和22年のカスリーン台風では土石流の発生や河川の氾濫により利根川流域1都5県に対し死者1100名、家屋の浸水30万戸、家屋倒壊3万戸、田畑の浸水17万ヘクタールの被害をもたらしました。なかでも群馬県では大量の斜面崩壊や山津波により宅地や農地に岩石や流木が2~5mの高さで堆積しました。
このような被害をうけ昭和25年には「荒れた国土に緑の晴れ着を」スローガンに「第1回全国植樹祭」が開催され昭和天皇皇后両陛下によるお手植え等の行事が始まり、伐採規制とともに荒れた山に植林をしていくことになったのです。
この樹木たちを街の森林として「木の家」に姿をかえてあげることにより、環境に貢献することができます。循環社会を構築しサステイナブルな環境を次代の子どもたちに用意してあげるためにも素敵な木の家をおすすめします!