工務店 営業 木造無柱で512㎡超の耐震実験棟完成!
アキュラホームを展開するAQグループが、埼玉県上尾市に位置する木造建築技術研究所内に「構造実験棟」を竣工したとの発表を行いました。この実験棟は、512.0㎡の延床面積を持つ平屋建てであり、「水平加力試験」「鉛直加力試験」の複合機を備え、6月3日から試験機の稼働を開始しています 。
これにより、同社は敷地1万5000㎡超の研究所を技術開発の場として活用しており、今回完成した構造実験棟は、住宅用一般流通材のみを使用した木造トラスによって、512㎡超の無柱大空間を実現しました。これはすごいと思います。
この施設は、中規模木造建築のプロトタイプとして、試験設備を持たない中小企業や大学でも研究開発を行える場として提供されます。また、同社によると、最大荷重500kNの水平加力試験を外部から「試験請負業務」として受ける日本初の研究施設とのことです。
構造実験棟の建築費は坪40万円以下であり、同規模の鉄骨造建築と比較して3割以上のコスト削減に成功しました。この取り組みは、中小ゼネコンや地域工務店による施工を可能にし、中規模木造建築の普及に貢献するものとして位置づけられています。
今後、同社は「普及型木造ビル」の技術を活用し、5階建て以下の領域で木造ビル・木造マンション・商業ビルを展開していく予定です。木造建築技術研究所は、これまで木造専用の試験場がなかったことから、中小企業や大学も研究開発を実施できる場として「構造実験棟」を建設しました。
この施設では、木造専用の試験機を備え、面内せん断試験や曲げ試験・軸圧縮試験などを行うことができます。また、水平加力試験機の稼働開始は10月に予定されています。
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