SNSを使うなら 愛語と薫習
先日私たちが取り組んできたクラウドファンディング
『障がい者アーティストが創る世界へ届けたいバイリンガル絵本プロジェクト』
が最終日を迎え、おかげさまで目標を達成することができました。
この2ヶ月半の間、支援の呼びかけもコロナということもあり
SNSによるところが大きく、とくにFacebookのつながりに助けられた
といっても過言ではありません。
リアルで会っていてFacebookでつながった人が多かったのですが
本当にありがたい時代になったなぁと思っています。
またSNSを眺めている時間が多かったので
いろいろな言葉が目に入ってきました。
Facebookの場合は実名と言うこともあり、
あまり人のことをけなしたりする言葉は少ないのですが
Twitterなどの場合は匿名が多いと言うこともあり
争う言葉も少なくありません。
残念というかもったいないなぁと思うのですが、
こんな時に思い出すのが「愛語」と言う言葉です。
これは仏教の言葉なのですが、おおざっぱに訳すと
「敬愛の言葉」となります。
私はニコニコ動画の蝉丸Pと言う住職さんの動画で知ったのですが
もともとは曹洞宗の道元が書いた「正法眼蔵」に出てくる言葉です。
その原文の一部を抜粋しますと、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
むかひて愛語をきくは、
おもてをよろこばしめ、
こゝろをたのしくす。
むかはずして愛語をきくは、
肝に銘じ、魂に銘ず。
しるべし、愛語は愛心よりおこる、
愛心は慈心を種子とせり。
愛語よく廻天のちからあることを学すべきなり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これを現代文に訳すと
「面と向かって恵愛の言葉を聞けば
喜びが顔に出て心は楽しくなるし、
面と向かわずに人づてに聞けば
肝に銘じ魂に深く刻まれるものです。
敬愛の言葉と言うのは慈悲の心をその元としています。
この言葉には世界を変えるほどの力があるのです。」
となります。
せっかくSNSを使うのであれば、
自分も周りも良い方向にしたいですよね。
だとすれば、多少は非難したいことがあったとしても
良い言葉、褒める言葉の方が良いのではないでしょうか。
やっぱり人間と言うものは褒められれば
基本嬉しいものですしありがたいと思うものだと思うんですよね。
ありがたいと思えば自分も何かを返したいと思う
そういうものなんじゃないでしょうか。
だからもし仕事を良い方向に持っていこうとして
SNSを使うのであれば、
良い言葉をどんどん使っていった方が良いのではないでしょうか。
もう一つ仏教の言葉で「薫習」と言う言葉があります。
これは同じ香りを衣服にたき続けていたら
その香りが衣服にしみつくと言う事なんですが、
同じ行いをし続けているといわゆる習い性になると言う意味なんですね。
つまり、非難や悪いことばかりを使っていると
それが身に付いてしまって、
本心ではそう思っていなくても
その言葉がつい出てしまういうことなんです。
例えば大事な人や初めて会う人に使ってしまったら
もったいないですよね。
傷つけてしまって機会を閉ざしてしまうかもしれないのですから。
逆に良い言葉を使うことを習い性にしていたら
どうでしょう。
たとえ、多少嫌なことを思っていても
つい褒めてしまう、前向きなことを言ってしまう。
なんか良い方向にいってしまいそうですよね(笑)
言霊という言葉がある通り、言葉には力があると思うんです。
せっかくSNSを使うのであれば
良い言葉を重ねて「良い循環」を作っていきたいですよね。
私も頑張ります!
記事 コミュニティービルダー協会 浄法寺亘
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