工務店 集客 住宅展示場来場者数調査から
こんにちはコミュニティービルダー協会の浄法寺です。
今回のブログは、今年1月の住宅展示場の来場者数がどのような状況だったかという記事が載っておりましたので、そちらについて、解説をしたいと思います。こちら、新建ハウジングさんの記事を見たんですが、住宅展示場協議会と住宅生産振興財団こちらの二つの団体が、2月の15日に発表した1月の住宅展示場の来場者数なんですがすごいですね。
対前年同月比マイナス23.74%。
昨年の6月ですね、このときに36.77%減っていうのがあったんですがそれに次いで2割ちょっとのマイナスになっています。
実際に私もいろんなところでお話を聞きますけども、ある地域では、全然減ってないよって言っていたり、ある地域ではいや全然駄目だねって言ってたりでした。この記事を読むと、全国8エリア全てでマイナスです。
2度目の緊急事態宣言が出て、普通だったらお正月の連休のところにキャンペーンつけたりとかあるわけなんですが、そういった住宅展示場の大型イベントっていうのも中止したりっていうのが多かったですし、モデルハウス自体の一棟当たりの来場者数も、当然2割位減少したというような内容になっています。
8エリアというと北海道、東北、関東、それから東海・信越北陸、近畿、中四国、九州沖縄っていうのがあるわけなんですけども、これを見ると、軒並み20%以上ダウンしていて、一番ひどいのが、信越北陸ですね。
こちらの方がマイナス37.44%と、ような数字になってるんですけども、これ前年同月比ですからね。
昨年の数字っていうのは、平年並みだったかというとそんなことはなくて、消費税が上がってしまって、通常の年よりも、落ち込んでいるというそういう時期なんですよね。それと比較しても落ちてるというような状況なわけです。
だいぶ前からコロナが来て、7割経済という言葉が経済誌であったりとか、日本経済新聞であるとか、そういったところで、出ておりますけれども、皆さんのところでは、どうでしたか?見学会とか、イベントなど、私が先ほど、聞き取りした範囲では、お客さんは来てますよと。
予約は入ってますよという会社はありました。
これはやはり、どれだけこれらに対する対策をして、かつ、それを、ホームページなどで、公開していたから、いうことが、影響しているんではないかと思います。
実際に地域の工務店さんなどでは、見学会でも、このように対策をしていますと。
で予約をして、1時間ごと。
の入れ替えであったり、それから部屋ごとの入れ替えであったり、そういった対策っていうのを、していたと思うんですね。
それをきちんとホームページで出していた。
もしくは、オンラインの1回目の商談があって、その上で、来場していた。
してるわけですね。
ここに出ているように、これは総合住宅展示場なわけですけども、大手のハウスメーカーは、オンライン商談に関しては、完全に出遅れていました。いろいろあるでしょうけれども、動画ビデオ通話ツールの安全性が確保できないという理由で、なかなか踏み込めなかったというふうに聞いております。対して、地域の建築会社さんで、きちんと私たちはオンライン商談してますよとホームページで明らかにしていたり、SNSで発信していたりしている会社さんには、オンラインでの打ち合わせのお客様が、入っています。
しかし、同じような地域の建築会社さんでも、オンライン商談の準備をしていなかった。していても、発信をしていない。こういった会社さんには、お客様からの問い合わせは、もちろんないわけです。よく、工務店さんの社長さんが住宅という買い物を全部オンラインで行うなんて無理だよと、お話していたりしますが、もちろん、私もそう思います。ただ、実際の話を聞いてみると、最初の1回だけオンラインで打ち合わせをして、その後はずっと通常のオフライン商談だったというケースも多いようです。
つまり、出会いの部分だけがオンラインになってるだけだったりしてるんですね。
お客様の気持ちを考えれば、まだ、一度も話していない相手。信用も何もない相手と、コロナの状況下で直接会うという気持ちにはなかなかなれないですよね。そして現在でもリモートワークで仕事をしている人は全体の1/4になっています。つまり、オンラインでの仕事が当たり前になっている。それがわかっていれば、対応はできたんじゃないでしょうか。
今、ワクチンが、出始めて展示場や、イベントへの来場が増えていくと思います。すでに、地方では前と変わらない状況というお話も聞いています。ある工務店さんでは、すでに、2022年度の春までの受注残があり、これからの受注は、それから先のものになるという会社さんもあります。
なぜ、そのようにうまくいっているのでしょう。
その社長さんに聞くと、コツはない。
真面目にお客さんの身になって考えて、新しいものも、取り入れるものは取り入れて、それでも大事なものは変えずに、コツコツやっているだけという回答でした。
まさに、「不易流行」ということではないでしょうか。
記事 コミュニティービルダー協会 浄法寺亘
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