工務店経営 手をこまねくことなく次の一手を
公開日:
:
最終更新日:2020/04/14
工務店 集客
10年前 誰が一条工務店のここまでの躍進を予測できたか?
先行きが厳しい状況の住宅業界
先手を打つことも大切ですが
今の一手を打つことも大切ですね。
住宅メーカーの戦略を幾つか紹介します。
戸建て住宅は一条工務店が1位
4年連続です。
分かりやすいキャッチコピー
「家は、性能」
という所から
超省エネ住宅で標準装備での差別化
分かりやすさ
競合を前提に総合展示場戦略
商品と販売がこれほど見事に
組み合い、顧客へ商品の分かりやすさを
追求していることも成長の理由でしょう。
半期を迎えても積水ハウス、ダイワハウスは
業績好調だ。
ダイワハウスの多極化戦略は成功し過去最高益
の見通しが出ている。
積水ハイムは多様化に向けた商品ラインナップを増やし
ここも増収増益の見通し。
ミサワホームや旭化成は、都市部集中戦略が当り
増収増益で、特に旭化成は、法人ルートの開拓に
力をいれて新たな集客源として成功した。
現状では営業マン一人当たり頭数は年4.5棟が平均値。
三ヶ月に一棟が通常ペースとなりダウン傾向。
大手だけでいえば、総合展示場1件あたり平均で26棟
全体的にいえば、事業の多角化、海外展開というものが
大きな流れとして見えてくる。
工務店としては、市場で伸びている平屋。
ここも市場全体の1割を占め成長分野
また、リノベーションも地域工務店の強い分野
リノベーションは、設計系、工務店系、不動産系が
あるが、今後はインテンリア、デザイン系の
リノベーショングループも起きてくる可能性がある。
市場自体が縮小の中
大手も、それぞれの生き残りを掛けて
変革している。
まさに、住宅業界戦国時代という状況だ。
工務店に目を向ければ
新築住宅の集客に苦戦している工務店が多い。
大手FC数社の話では、
集客が前年比で
一番低いところで3割、良いところでも7割と
寒気がする数字 某FC取締役の話。
工務店の集客でいえば
今までのように、今すぐ客ばかりを集める方法は
既に限界を向かえ、将来の見込み客を作る、
既存客からの紹介増を図る、
さらに、新しい集客ルートを創る。
今までと同じ仕組みでは
更なる厳しい状況が待っていることは
間違いない。
10年前、誰が一条工務店のここまでの
躍進を考えたれたか。
厳しい市場であるが
活路はまだまだ眠っている。
さて、厳しさを増す経済状況ですが
ロッテという会社はご存知だと思います。
ロッテは広告は未来の売り上げを創るものだ
という考えが創業者からある。
先日、今の一手も大切で具体的には
集客、新規客の獲得ということを
お伝えしました。
集客なくして受注なしがこの住宅業界です。
以前は、非常に高額だった雑誌広告も今は
激減し、チラシも効果が薄れている。
時代はインターネットでの集客なのですね。
インターネットでの集客はコストが非常に
安くできることです。
集客が減っている今だからこそ
必要なことです。
かつて、ロッテの創業者は不況の折に
部下から
「経費がかさむので広告宣伝費を下げましょう」
といわれ
「なにを言うか!広告こそ未来の売上を創っているのだ。
ウチも厳しいが他社も同じこと。
いまこそ、広告をより一層強化して打って出るのだ。」
そういうと、今までの倍近くの広告を行い
結果売上は3倍以上になったのです。
これは、ロッテ以外の会社が広告を控えていたから
出来たことです。
厳しいときこそ、先手を打っていく。
いつの時代でも真理ですね。
松下幸之助に学ぶ不況時に備えること
住宅事業関連にとっては厳しい時代の
本格的な幕開けといっても良いでしょう。
工務店の経営では
集客、受注から、予算組み、現場管理など
業務は多岐に及びます。
しかし、それだけでは流れを変えることは
できません。
お客様からモテル、つまり繁盛している工務店の
社長には共通項があります。
その一つが、
緊急性が高くなく、重要な仕事にきちんと
時間を取っていることがあります。
緊急性が高くなく、重要な仕事とは
例えば、経営計画や戦略つくり、採用推進や
社員教育やブログなどもこの中に入ってきますね。
つまり、1日、1時間遅れでもあまり体制に影響が
なさそうな仕事であるがゆえに
つい、先延ばししてしまうような仕事です。
しかし、ここがおろそかになると
中々取り戻すことは難しくなります。
通常、緊急性も高く、重要な仕事が優先順位が
高くなります。
しかしこれが仕事の中心では
いつまでも変わりません。
では、どのようにしていけばよいか
今、成功している工務店も元々は
やはり、緊急性も高く、重要性も高い仕事
が中心にだったのです。
しかし、ここが変わってから
業績が大きく変わってきました。
軸が変わったためです。
自分軸、仕事軸を一度
しっかりつくってみませんか
ここ数年で新築需要が減り、リフォームで
なんとか仕事をしているという会社も
多くなり、また人手不足の本格化や
高騰する原価に比べて販売価格はやむなく
据え置きということが一層経営を苦しめています。
経済津波は消費増税の駆け込み需要が薄い
ということもあり今後災害でもなければ需要が
増えることはありません。
このような厳しい環境を幾多乗り越えてきた
経営の神様といわれた松下幸之助氏はこう
語っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世には景気の波がある。
好況のときはよい。
不況のときこそ、事業を見つめなおし
改善、改革する大チャンスなのである。
そういう準備をすることによって
やがて好況がくると更に飛躍することが
できるのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
経済津波を乗り切る準備は出来ていますか?
むしろ厳しい環境のときにこそ
しっかりした準備をしておくことで
圧倒的な会社になるチャンスでもあります。
地域工務店の第二創業セミナー
競争激化 市場縮小 の中で生き残るには
勝ち組への準備をはじめませんか
工務店の集客・営業ならジーレックスジャパン →ホームページはこちら
商品の差別化へ!制振装置はこちらから →耐震・制振装置
友達申請お待ちしてます! →代表浄法寺のfacebook
工務店のネット集客ならこちら →工務店情報サイト ハウジングバザール
関連記事
-
コミュニティビルダー協会コラム ~住宅ストック循環事業について②
2016/11/04 |
コミュニティビルダー協会コラム ~住宅ストック循環事業について②~ 先日、国交省からから...
-
断熱改修等における居住者の健康への影響調査 第3回
2019/01/26 |
西日本では大雪だそうで、交通機関に影響が出て大変なようです。 普段積もらないところには10セン...
-
工務店経営 時流予測
2020/03/03 |
工務店も時流予測 「時流予測」というものが世に出回ってきますね。 この時流予測というのは...
-
工務店のZoom営業は「空気よめ」!?
2020/05/25 |
先日、日本経済新聞有料版に 「ズームで住宅営業 モニター越しの空気読むコツ」 という記事...
- PREV
- 工務店経営 WEB集客とWEB営業の活用
- NEXT
- 工務店経営 営業嫌いな社長が成功したワケ