コミュニティービルダー協会は
「内閣府beyond2020」の認定および「外務省JAPAN SDGs Action Platform」の紹介団体です。

コミュニティビルダー協会ブログ 5月の第1週のニュースから

公開日: : 住宅営業, 国産材, 工務店, 工務店 集客, 社会

良い天気が続いて初夏らしくなったと思っていたのですが

全国に突然の寒い雨がふってきていますね。

みなさん風邪にはお気をつけください。

 

今回は最近のニュースから興味深いものをキュレーションしてお届けします。

 

1.新潟に県内初の地元ビルダーによる総合住宅展示場がオープン!

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2018年4月28日、新潟市中央区女池上山に『FM-NIIGATA LIKEリアル総合住宅展示場』がオープンします。

当展示場は、新潟県内初の地域密着型・地元ビルダーによるリアルサイズの展示場です。

「大きすぎず、飾りすぎない、リアル感」をコンセプトにした、全5棟の展示住宅はどれも見ごたえ十分。

平均延床48坪の空間にオール電化をはじめ、大切な家族や住まいを見守るセコムの「ホームセキュリティ」や外出先からスマホで家の中をコントロールできるNCVの「インテリジェントホーム」を採用し、賢く快適に過ごす未来の暮らしを提案します。

新築はもちろん、リフォーム、リノベーションのことまで、これからの家づくりにきっとお役立ていただけることでしょう。

みなさんのお越しを心よりお待ちしています。

ホームページより

…FM新潟さんが主催となって、株式会社広伸という新潟の広告代理店さんが運営されるみたいですね。

総展にいた経験から申しますと、総展の場合求められるのは

一も二もなく集客

です。

どのくらいの出展費用がかかるのか分かりませんが何十万単位ではないでしょうか。

もちろんモデルハウスの建築費(2000万~)や人件費・光熱費もかかってきます。

となると、そこから割り出される

集客単価

折衝単価

受注契約単価

がどのくらいになるか?が問題なわけですが

1年で元を取ろうと思ったら20棟くらいの受注を獲らないと赤字になってしまいそうな気がします。

ハウスメーカーの場合でも3年くらいのスパンで見て判断しますね。

48坪で「大きすぎない、飾り過ぎない、リアル感」とのことです。

具体的には6LDKくらいでしょうか。

4人家族では大きすぎるし、二世帯住宅にはちょっと小さいくらいのサイズ感だと思います。

新潟あたりだと結構標準的なサイズなんでしょうかね。

4/28~5/6の間で680組、1700人のお客さまが訪れたとのこと。

1業者あたり100組くらいは来場があったと思います。

第1段階は上々の滑り出しではないでしょうか

新しい試みとして楽しみにしたいです。

※ただし、この展示場のオープンが4/28なのに公式FacebookとTwitterの投稿がGW前で止まっているのが逆に恐ろしいです。

 

和歌山県で災害発生時に木造仮設住宅を供給締結へ

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和歌山県では、南海トラフ地震などの自然災害時において、応急仮設住宅が迅速に供給できるよう対策を進めています。

公営住宅や民間賃貸住宅の活用だけでは不足する応急仮設住宅を迅速に建設することを目的として、平成8年にプレハブ建築協会と建設に関する協定を締結しています。
この度、さらに供給体制の充実を図り、災害への備えを強化していくため、和歌山県と和歌山県応急木造仮設住宅建設協議会とで、災害時における木造の応急仮設住宅を建設することを目的とした協定を締結することになりました。
つきましては、下記のとおり協定締結式を開催します。

日時:平成30年5月9日(水)16:30~

場所:和歌山県知事室

協定相手:和歌山県応急木造仮設住宅建設協議会

※協議会を構成するのは

・和歌山県木造住宅生産体制強化推進協議会
(県内の工務店等が県産材を活用した木造住宅の普及を目的とした協議会)

・一般社団法人全国木造建設事業協会
(全国の工務店、建設労働者を中心とした全国組織)

・一般社団法人日本木造住宅産業協会
(木造住宅の建設等を行う法人及び資材等を供給する法人等からなる全国組織)

和歌山県より 参考リンク

林業県として有名な和歌山県が今まで木造の仮設住宅に許可を与えていなかったことがびっくりでした。

どんな経緯だったのかなとちょっと調べてみたところ、今年の3月7日の紀伊民報によると

「6日にあった県議会一般質問より。

濱口太史県議(新宮市)が

「仮設住宅での生活は身体的、精神的負担が多いが、木造は少しでも安らぎを感じていただくために大変効果があり、好評だと聞いた」

とし、県に実施する考えがないかをただした。

これに対し、仁坂吉伸知事は

「不自由な避難所生活を強いられている人に何より必要なのは、一日も早く必要戸数を提供すること。住宅用資材を平時に提供するのとは違う」とした上で「非木造に比べ、価格は20%ほど割高だが住み心地がいい。供給態勢を県と業界で考えていきたい」と答弁した。

さらに森戸義貴・県土整備部長が「木造仮設住宅は迅速に大量提供する点で課題があるが、好評という面もある。可能な範囲で対応できるよう、関係団体に『仮称・県応急木造仮設住宅建設協議会』の設立を働き掛けている」と述べた。」

とのことで、つまり

今までは木造仮設住宅のほうが20%高いので採用してなかったけど

住み心地がいいということなので採用しようか

ということだったんですね

確かに木のリラックス効果は科学的に証明されてますからね。

1.血圧が安定する

2.集中力が高まる

3.ストレスホルモンが減少する

などなど

。質問にあたった浜口議員のプロフィールをみると

平成27年6月 農林水産委員会 委員長

平成28年6月 建設委員会 委員長

ということで和歌山県の林業と建設に造詣が深い方なんでしょうね。

 

いずれにしろ、国産材利用が進むのは良いことなので喜ばしいです!

 

それにしても、国内で木造仮設住宅が採用されていない県というのはどれくらいあるんでしょう…。

 

記事 コミュニティビルダー協会代表 浄法寺

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