工務店 経営 YKK過去最高益更新 売れた商品は?
2023年度のYKK APのAP事業は、売上高が前年比106.2%の5,399億円、営業利益が同140.4%の250億円と、増収増益が見込まれています。
凄いですね~!
魚津彰社長によると、市場の低迷により計画には届かなかったものの、売上高は3年連続で過去最高を更新する見込みです。これには、政府の3省連携補助事業の効果が大きく寄与しており、省エネ改修需要の高まりにより、特に内窓を中心とした住宅リフォームやビル改装商品が伸びたとのことです。
2024年度における重点施策としては、新築・リフォーム両分野において、高断熱化と高付加価値化の推進が掲げられています。具体的には、省エネ上位等級の訴求を強化し、樹脂窓の拡販を通じて高断熱化窓率を80%から90%に引き上げる方針。
また、10月にはAPW430プロジェクト窓の断熱性能を向上させ、新たな高所用すべり出し窓などのアイテムを追加する予定です。高断熱玄関ドア「イノベストD50」もモデルチェンジが行われ、デザインとカラーが刷新されるとともに、普及価格帯の商品も追加されます。
リフォーム分野では、断熱窓 引違い窓ハイブリッド専用枠の発売に続き、8月には高断熱玄関ドアD50が市場に投入される予定です。無採光タイプは、補助事業における断熱最上位等級のSSグレードに対応しています。
エクステリア事業においても、建物と外構のトータルコーディネイト提案を継続し、新たに「住宅・エクステリア統括本部」を設置することで、政策連携を強化し、エクステリア分野の拡販へと繋げていく方針です。
魚津社長は、住宅単価の向上の必要性を指摘し、分譲住宅に対しても樹脂窓の採用や断熱等性能等級6の実現を目指すと述べています。これは、分譲住宅の価値を高めるための戦略として、建物と庭がトータルで調和するデザインを提案することによって実現される見込みです。
来年度の計画では、売上高5,779億円(前年比107.7%)、営業利益276億円(同110.3%)、営業利益率4.8%(+0.1ポイント)と、引き続き増収増益を目指すと発表されています。
もう、樹脂窓に方向転換した感があります。
この規模では珍しい非上場の会社ですから、株主を気にする必要もなく、やるときは思い切ってやれるんでしょうね!
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