工務店 経営 50年超の住宅ローンが当たり前に?
全国の地方銀行や信用金庫が返済期間を
最長50年に延ばした住宅ローンに注力していますね。
広島銀行が今夏に始め、
福岡ひびき信用金庫(北九州市)も新商品に加えました。
職人不足や資材高で住宅価格の上昇が続くなか、
毎月の返済額を抑えたい若年層を開拓するのが目的だそうです。
広島銀は8月、最長40年としていた住宅ローンの返済期間を50年に延ばしました。
金利の上乗せはなく、
完済時の年齢が81歳以下が条件になります。
融資金額は最大2億円。
足元の金利は変動タイプが0.455%、
当初固定タイプは10年で1.65%に。
広島銀によると
「50年ローンを扱う金融機関が出てきており、
競争戦略上必要だと判断した」とのことです。
西日本シティ銀行や常陽銀行、福井銀行も50年ローンを取り扱っています。
福岡ひびき信金や釧路信用組合(北海道釧路市)は、
東京や広島に拠点を持つ信用保証会社のMG保証と業務提携。
すでに別の保証会社と組んで50年ローンを提供してきましたが、
MG保証の商品を加えて商品数を増やしました。
住信SBIネット銀行も8月に始めたそうです。
広がりの背景にあるのはやはり住宅価格の上昇です。
国土交通省の調べによると、
分譲戸建て住宅の購入資金は22年度の全国平均で
4214万円。3年前比で1割増。
うち自己資金の平均は1160万円。
足利銀行も22年夏に住宅ローンを35年から50年に延ばしました。
長期間の住宅ローンは30代前半までの利用が多く、
住宅ローン利用者の3%が35年を超える住宅ローンを利用しています。
実行額は年50億円ほど。
物件の購入価格が高くなりやすいさいたま市や
茨城県つくば市などの利用が多いとのことです。
沖縄銀行では35年超の住宅ローンを選ぶケースが大半。
35年以内の申し込みは所得が高く
金利負担を減らしたい人で
全体の1割にも満たないそうです。
沖縄でも物件価格は高騰しており、
毎月の返済額を減らしたいという
需要は高まっています。
もともと沖縄は単価も高いところですからね。
最近では30代以下の利用も増えているとのこと。
家自体はきちんと造っているものは
50年もつと思いますが、逆に言えば
お客様に50年持つ家ですよと
納得していただけなければ選ばれない、
という時代がそこまで来ているのかも知れませんね。
それにしても80歳までのローン…。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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