工務店 経営 大和ハウスが建売にシフト
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石橋信夫氏の故郷、吉野。
8月23日の日本経済新聞に出ていた記事ですが、住宅大手ハウスメーカーが注文住宅から建売住宅へシフトしていくそうです。
具体的には
大和ハウス工業は完成済みの建物を販売する分譲(建売)戸建ての販売戸数を26年度に21年度比3倍超の5000戸程度まで増やす。土地や資材をまとめて仕入れる分譲住宅は、注文住宅よりもコストを抑えやすい。建売分譲住宅の平均価格は2460万円で「土地代を加味しても注文住宅より安い」(同社)という。
同社はこれまで注文住宅の販売が中心だった。分譲戸建ての割合は今後、戸数ベースで21年度の25%から5割超に増える見込みだ。
ちなみに住友林業は7月、同社が設計デザインを請け負う「完全規格住宅」を全国で発売した。広さは100平方メートルで、価格帯は3000万円台が中心。間取りや設備を統一することで価格を抑えた。平屋建てを選択すれば住宅価格は3000万円を切ることもある。住友林業の新築住宅事業 は、これまで顧客の要望に応じて設計する「注文住宅」が中心だった。
同社の注文住宅を含めた1棟あたりの販売価格は2023年1~6月平均で4290万円だった。新しい完全規格住宅はこの価格よりも安く設定しており、住宅を初めて購入する共働き夫婦やファミリー層の需要を見込む。
単価は2割高で展示場の来場者がコロナ前の半分という今の状況ではこうした動きも仕方無いのかもしれません。
さすが大和ハウスさん、機を見るに敏だなとも思います。
すでに戸建て住宅は大和ハウスさんの主力事業でなくなっているわけですが、ちょっと寂しいですね。
前にブログに書きましたが、大和ハウスの創業者である石橋信夫さんはもともと林業家の出身です。本当なら木の家の良さは誰よりも知っていたはずです。しかし、大戦後という時代。皆が家を持つことを夢だった時代。国産の木材が戦争で払底した時代が彼に鉄骨住宅を造らせたと言えます。
ちなみに大和ハウスの「大和」は石橋さんの出身地である奈良の古名「やまと」なのです。
実は木造住宅事業部もあって注文住宅も造っているんですが、いつまで残していくか…。
大和ハウスは戸建てから団地や分譲住宅、アパートの賃貸住宅、そして今や大和ハウスの主力は商業施設になっています。
ここで石橋さんが記した言葉を紹介します。
「夢」
夢、それはまことに広い意味を
もつことばです。
夜寝て見るのも夢であり、
過去の思い出をもまた
人は夢という表現をします。
しかしわれわれにとっては、
寝て見る夢も過去の夢も、
さして重要な意味を持ちません。
われわれにとって重要な夢は、
将来の夢でなければならないのです。
昭和三十八年十月 吉野湖畔にて
大和ハウスに受け継がれている「将来の夢」とは何でしょうね。
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