工務店 経営 跡継ぎのホンネとは? アンケート記事から
先日、親が経営者である20代会社員108人を対象に、
「経営者の子どもの意識調査」
を実施したアンケートがありました。
その結果、親の会社を継ぐ意思があるのは37.0%。
4割弱と言うのは意外に低い気がしますね。
ちなみに継ぐ意思がある人に、その理由を尋ねたところ、
最も多かったのは「親孝行になるから」(45.0%)。
次いで「経営者になりたいから」(40.0%)、
「親が経営してきた会社に愛着があるから」(30.0%)と続いて、
その次が「幼少期母継ぐことを決められていたから」(27.5%)。
決められていた、が一番多いかと思いましたが親孝行が一番なんですね。
素晴らしいことだと思います。
逆に継ぐ意思がない(63.0%)と回答した人に、
なぜ親の会社を継ぐ予定がないのかを聞くと
「親の会社/事業に興味がないから」(54.4%)が最も多く、
次いで「今の仕事、自分のやりたいことを続けていきたいから」(25.0%)、
「経営者としての自信・能力が不安だから」(17.6%)となっていました。
これは順当な感じですね。
では継ぐ意思がある人に、
どのタイミングで親の会社へ入社する予定か聞いたところ、
「親が経営する事業と類似する企業または取引先で働いてから」が32.5%、
「全く関係がない企業などで仕事をしてから」が25.0%、
「金融機関等で働いてから」が15.0%という結果になっていました。
全く関係のない企業で仕事をしてから、と言う選択肢もあるんですね。
建築業だと類似する職種で 修行してからと言うパターンが多い気がします。
親が経営する会社を継ぎたいと考えている年齢は、
1位は「30~34歳」(35.0%)、
2位は「35~39歳」(25.0%)、
3位は「30歳未満」、
「分からない」(12.5%)だった。
これはどうでしょう。まわりを見ていると実際は40歳くらいが多いのではないでしょうか。
最近はみなさん長生きですので親も
80歳近くまで元気で働いている方が多い気がします。
最後に会社を継いだ後はどのように経営したいか尋ねると、
「現状維持」が32.5%と最も多く、
次いで「既存事業に加えて、周辺事業を展開したい」、
「既存事業に加えて、新たな事業を展開したい」
が同率の25.0%。
これはまだあまりビジョンがないのかも知れませんね。
経営者の親族として後継に入ると言うのは、
若くしてそれなりのプレッシャーと責任を持たなければいけない反面、
采配を振るうことができると言う魅力がありますよね。
SNSで繋がっている後継者のみなさんを見ていると
継いでいても30代中盤までは修行期間で
その後が経営者らしくなっているように見えます。
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