工務店 経営 軽のスズキが最大の危機から脱した思考
最近は軽自動車がとても多いですよね。
かくいう私も乗っています。
その中でも大きい売り上げを上げているのが
ご存知スズキ株式会社です。
現在の鈴木会長が社長に就任してから30年が経ちました。
就任当初、スズキの連結売上高は3232億円でしたが、
現在は3兆円を超えています。すごいですね。
対象とする市場も国内中心から、
現在では売上高の77%が海外だそうです。
インドではシェア5割弱とすごいことになっています。
しかし、順風満帆というわけではありませんでした。
スズキは1975年に厳しい排ガス規制が導入された時、
何と新型エンジンの開発に失敗!
トヨタがエンジンを分けてくれたおかげで
危機を脱しましたが、会社として打ちひしがれていた時期でした。
間もない1977年に2代目社長の義父が亡くなり、
創業者が亡くなり、3代目の社長である叔父も亡 くなるという
非常事態に婿養子であった鈴木会長が後を継ぐことになったのです。
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そんな社長就任の翌年1979年に
軽自動車の「アルト」を発売。
アルトは1978年に鈴木氏が社長に就任してから、
初めて世に送り出した車で今なお売れ続けています。
社長就任時、アルトの開発は既に進んでいて
年内の発売を予定していましたが、
開発中の車を見てもピンとこなかった鈴木社長は、
発売を1年間延期しました。勇気のいることですよね。
当時は軽自動車の売れ行きが落ちていて、
軽自動車の時代は終わったとさえ言われていました。
明らかな会社の危機でした。
そんな苦悩が続く中、
鈴木社長が軽自動車で工場に通勤してくる従業員に
乗車する理由を聞いてみたところ、
思いもよらないヒントがあったのです。
当時の社員は普段は工場に働きに来て、
休日は家の近くで農業をやっている人が多く、
作った野菜を市場に出荷するときに、
荷台のある軽トラックだと便利だということ。
鈴木社長はそこで「乗用と商用の兼用車」
が良いんじゃないかと、
アルトをあえて「乗用車」のカテゴリーに入れず、
「商用車」として売り出すことにしました。
アルトは一見乗用車に見えますが、
荷物を置くスペースが結構広く取られています。
つまり、乗用兼商用の仕様になっているのです。
しかも、技術部門が努力し35万円でつくって利益が出る車を開発してくれました。
当時は地域ごとに価格がバラバラだったのですが、これを統一して47万円で発売しました。
このような努力のかいもあり、
アルトの注文台数は発売1カ月で8400台、
2カ月目には1万台にも上り、その後も好調を維持しました。
それに歩調を合わせるように軽自動車市場も復活を遂げ、
現在では日本の新車市場の3分の1を占めるまでとなり、
販売台数は年間200万台近くに達しています。
ここで言えることは、
厳しいからあきらめよう、
ピンチだからやめようと考えるのではなく、
ピンチをチャンスと考え、
新しい発想を取り入れるという視点が大事
ということだと思います。
どんな工夫をすれば売れるものができるのか、
とことん考え、努力することなのだと思います。
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