工務店　経営　【リノベ】中古住宅でも構わない人が過半数の時代

皆さんこんにちは

コミュニティービルダー協会の浄法寺です。

今回は建築関連のニュースを紹介したいと思います。

マイドナニュースという

関西系の神戸新聞ですとか、そういった新聞・メディアが

集まって作ってるWebニュースサイトがあります。

こちらの方でリフォームに関するアンケートっていうのを

行った調査結果が出てたんですね。
どういった人にアンケートしたかっていうと、

一つは持ち家なし、リフォーム経験なしていうところの人たち

とそれから

既に家やマンションを持ってます、リフォーム経験ありますよっていう人。

年代でいうと10歳から69歳までの男女600人。
その結果で

【あなたが住宅を購入する場合に中古住宅でも構わないと思いますか。】

というのを先程の

「まだ家を持ってない、リフォームをしてないという人」

にアンケートしたんですね。
そうしたら、なんと

60％の人が

中古住宅でも構わない。

いう結果が出たんだそうです。
細かく言うと

とてもそう思うが12％

ややそう思うが48％

合わせて60％でした。
なぜ中古住宅でも構わないんか、という理由なんですけれども

１位　新築住宅の価格高騰　50.8％

２位　リフォームをすれば綺麗だから　44.2％

３位　物件の選択肢が増えるから　39.2％

こういった結果だったんですね。

私は結構意外でした。

日本人っていうと、どちらかというと

やはり新品が好きというか

新品信仰っていうのがあると思うのですが

これから家を買おうとしてる人からすると

別に新品じゃなくて構わないと

いう人が多くなってるっていうことなんですね。
もちろん

今まで家を買ったりリフォームしたことがない人たちですから

家に関する知識っていうのが少ない

という可能性もありますね。
ただ中古住宅でも

色々な

中古住宅がありますよね。
例えば新耐震以前の建物と、

以降の建物では違ってくる。

性能表示制度できる前の建前

とできた後の建物のものでは違う

とか

断熱性能であるとか

そういったところっていうのが

もうピンからきりまであるわけなんですが

そういうことを知らないということで、

単純に金額の比較で答えてるという可能性ももちろんあります。
ただし、大切なのは、

そういったこれから家を建てようか

家を持ちたいっていう人が

入り口の時点では、別に中古でも構わないよっていうふうに思っている。

ということなんですよね。
だから例えば新築だけ今やってる

という会社さんからすると

お客様の選択肢の半分しか

答えられていないっていうことなんですよね。
例えば

「うちは新築もできますし、中古住宅のリノベの提案もできますよ！」

って言ったらこれはやっぱり強いですよね。

心理学的にいっても

一つの提案を承服するよりも

２つ以上の中から選んだほうが

満足度が高くなるということもあります。

ただしそうは言っても中古住宅の流通というのは

ほぼ不動産屋さんの方で行っているわけですから、

不動産屋さんとの連携というのは

やっぱりこれからものすごく大事になってくると思います。

新築にしても

土地がなくて家を建てようとしている人が

８割以上なわけですから

土地はまったく紹介できない

ということではなかなか難しいのではないでしょうか。

もっとも、今は不動産屋さんも

昔のように良い土地物件は隠しておく

といったことは少なくなって

どんどんインターネットに出しているという

話も聞いております。

それならちょっとした空き時間に土地情報を見るでもいいですよね。

たぶんお客様はもっと必死に見ていると思います。

ただし、それが良い土地かどうかは

お客様はほぼ判断できません。

だからこそ

「あの土地はこういうところが良くてこういうところがネックですよね。」

とか

「あの中古住宅はここが気になるね。」

なんて建築会社さんが話してくれたら

さすがプロだなと思ってもらえるのではないでしょうか。