工務店 経営 コロナから比べた着工数の変化
皆さんこんにちは
一社)コミュニティービルダー協会の浄法寺です。
暑さ寒さも彼岸まで
などと申しますが
最近はまったく当てはまらないですね。
先日、国交省のほうから令和3年度の着工件数が発表になっていました。
よくハウスメーカーなどは
前年比で110%とか
前年比で80%とか
ニュースになっていますが
分譲住宅とか賃貸住宅の数字も入っているので
工務店さんの主戦場である
「注文住宅」
の動きがどうなっているのか
は分かりにくかったりします。
それで気になって調べてみたのですが
まず大きな流れとして
どう推移しているのかということで
まず2000年を調べてみました。
もう20年前なんですね。
Y2K問題とかありました。
この年の注文住宅の着工件数は
約452,000件
少し前に消費税が3%から5%に上がって
たしか、これでも2割くらい着工件数が落ち込んだんですよね。
次は今回のテーマである「コロナ前」の2018年です。
この年の着工件数は
約283,000件
2000年に比べると
半分まではいきませんが
4割位減っていますね。
そして2019年の12月に
コロナの流行が始まります。
2019年はほとんど影響はないはずです。
約289,000件
逆に増えています。
そしてコロナの影響が始まった2020年
着工件数は
約261,000件
1割減です。
見学会などのイベントやモデルハウスに
人が来ないと言いながらも
受注はほとんど減っていないんですね。
そして、ウッドショックなどの影響を受けた
2021年の着工件数は
約285,000件
もうコロナ前と変わっていないですね。
グラフにするとこうなります。
つまりほとんど変わっていないのです。
「建築費が下がってローコストで建てる人が増えたのでは?」
という疑問が湧くので
では建築費はどうかというとフラット35の調査では
2018年の建築費の平均は3,390万円
2021年の建築費の平均が3,572万円
むしろ200万円上がっていました。
こうなるとコロナが始まってから
明らかに受注が落ちている工務店さんがあるとしたら
コロナのせいではなく
集客や商談の手法に問題がある
ということになるのではないでしょうか。
例えば
・ホームページが良くない
・SNSの発信ができていない
・オンライン面談ができていない
・営業担当のマインドが落ちている
といったようなことです。
これをきっかけにちょっと見直してみても
良いかもしれませんね。
※もし、ちょっと商談を増やしてみたいという方には役立つかもしれません。
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