工務店 経営 住宅資材の上昇
皆さんこんにちは
一社)コミュニティービルダー協会の
浄法寺です。
先日、新建ハウジングさんの記事で
「集客受注 資材ショックの異常事態」
というものがありました。
まず現状把握ということで独自アンケート
をされています。
どんな人を対象に調査をしたか
というと
おそらく新建ハウジングさんのWeb版読者
だと思うのですが、このグラフをみると
工務店の経営者さんがほとんどですね。
規模的には従業員が十人未満が57.7%ですから
一番ボリュームゾーンのところではないでしょうか。
家の平均単価が75.7万円ということは
ローコストではないですよね。
それなりにきちんとした家を作っていらっしゃる
工務店さんたちだと思います。
アンケート内容その1
「特に価格上昇の影響が大きい資材を3つまでお答えください。」
です。
やっぱり1位は
「構造材・合板」
ですね。
ウッドショック+ウクライナ戦争で
北米産及びロシア産の材料が入ってこないので
高騰しています。
先日、柱の値段を見ましたら
国産杉が 110,000/㎥
国産檜が 130,000/㎥
外国産EWが 150,000/㎥
とちょっと前なら考えられない値段に
なっていました。
木材の次に挙がっているのが
「コンクリート」
これも見積もり価格が上がってますね。
コンクリートというか材料の
「セメント」
が上がっています。
このグラフの後2割あがったので、
ここ2年で25%くらい値上がりしていますからね。
住宅設備は値上がりというよりも
入ってこない、納期が遅れる
という感じでしょうか。
ではその原材料費の値上がりに対して
工務店産たちがどう対処しているのか
ということですが
そのまま素直に全額客出しで上げられている
工務店さんは全体の22.7%しかいません。
8割弱は何らかの自己負担をしている
ということになります。
仮に3000万円の家だとして
この2つのグラフから推測すると
220万円くらいを
自己負担している計算になります。
大体7%くらいですが
地域の工務店さんの利益率は
もともと20%いかないところが多い気がしますので
結構、影響が大きいと思います。
これから省エネ仕様の義務化や
円安も含めて
家の価格は上がる方向ですので
価格上昇の影響が比較的少ない
リフォームやリノベーションの受注の
割合を増やしていくのも
一つの方法なのかもしれません。
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