工務店 経営 平屋のニーズと世帯の変化
皆さんこんにちは。
初雪の知らせも聞こえてきて冬が始まっているんですね。
昨日まで結構暖かかったのに、今日のお昼から急激に風が冷たくなってきました!
ところで最近は「平屋」ブームだそうですね。
何年か前くらいから
「平屋専門店」
を掲げる工務店さんなども出てきていましたが
この前北関東(群馬・栃木・さいたま)を中心に
棟数を伸ばしている
「ケイアイスター不動産」さんの
平屋商品に関してのプレスリリースが出ていました。
ケイアイスター不動産さんをちょっと紹介すると
1990年にできた会社で創業30周年を迎えて
昨年の売上は約1200億円
累計棟数は20,000件
となっています。
元々は不動産販売からはじまっているので
この20年の住宅のメイン購買層である
一次取得者(土地を買って家を建てる人)
を上手にお客様になってもらって伸びてきた
会社さんなんだと思います。
最近はDx(企業体制のデジタル化)などでも
記事に出ていたりします。
さて平屋のプレスリリースに話を戻すと
企画型注文住宅の
「IKI」
という商品があります。
昨年(2020年)から販売を始めていますが
購買層が変わってきています。
下の図を見ていただくとわかりますが
始めは40%近くをしめていたシニア(60代以上)が多いですね。
これは子供が巣立って、基本的に夫婦二人で住むご家庭の
老後の小さな平屋という根強い需要が昔からあるわけなんですが
ファミリー世代が29%と倍近くに増えています。
これはたぶん大きな要因が2つあって
・世帯の人数が変わってきている
・ファミリー層が平屋という選択肢に前向き
ということだと思います。
もう随分前に日本の1家族あたりの人数というのは
だいぶ前に4人を割っているのは
皆さんご存じだと思います。
ちょっと調べてみると
1961年に4人を割り
1992年に3人を割り
※このときは結構TVでもニュースになっていた覚えがあります。
現在では2.5人を割ったところです。
ちなみに子供のいる家庭の約半分は一人っ子になっているんですね。
私が子供の頃は概ね2人兄弟が多かったんですが…
そうなると、子供部屋は1つで良い家庭が
半分を占めるわけですから
間取り的には2(親の寝室と子供室)LDKで済んでしまいますね。
となると、ちょっと敷地が広めにとれるなら
2階建てである必要はなくなります。
そして、
DINKS(共働きで子供なし)が24%
お一人様が20%
という事実。
以前は都市に多い世帯と言われていましたが
現在は地方でもこういった世帯が増えているのです。
私の友人(地方住み)でも独身ながら
2LDKのマンションを買ったものがおります。
今までは新築住宅のターゲットとしては
あまり対象にならなかった世帯が
実は増えているということになります。
今までは4LDKをメインにしてきた工務店さんでも
これからは2LDKや1LDKに対応できるように
見本プラン集を整える必要があるのではないでしょうか。
仮に施工例が少なくても住宅雑誌や
他社のチラシなどをもとにつくることはできますし
ネット上にある販売されている土地をもとに
仮定プランをたてることはできますよね。
そういった準備をして、事務所を会場にして
「平屋相談会」
などをしてみるのも良いのではないでしょうか。
記事 コミュニティービルダー協会 浄法寺亘
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