政府、新築住宅の太陽光発電義務化を検討 2030年「6割」へ
皆さんこんにちは。
暦の上では「立秋」とのことですが暑い日が続きますね。
この2,3ヶ月だけでも世界各地で
温暖化による災害が起きています。
7月には
・ドイツで洪水
・ベルギーで洪水
・ロンドンで豪雨浸水
…ヨーロッパでは200人近くが死亡、約1300人が安否不明
・中国で洪水「100年に一度の洪水」
・アメリカで山火事「200km2以上が焼けた」
・カナダで山火事が170件発生「村ひとつがまるごと焼失」
・トルコで山火事
・ギリシャで山火事
…ちなみに山火事は猛暑と落雷が組み合わさって広がっているのだそうです。
8月9日にはIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は
人間が地球の気候を温暖化させてきたことに「疑う余地がない」とする報告を公表。
分かっていたことですが…。
過去5年間の世界の気温は1850年以降で最も高かったそうです。
このまま温暖化が進むと
・温室効果ガス排出量がどう変化するかによる複数のシナリオを検討した結果、
どのシナリオでも、地球の気温は2040年までに、1850~1900年水準から1.5度上昇する
・全てのシナリオで北極海は2050年までに少なくとも1回は
ほとんどまったく海氷がない状態になる
・1850~1900年水準からの気温上昇を1.5度に抑えたとしても、
「過去の記録上、前例のない」猛威をふるう異常気象現象が
頻度を増して発生する
・2100年までに、これまで100年に1回起きる程度だった
極端な海面水位の変化が、検潮器が設置されている位置の半数以上で、
少なくとも1年に1度は起きるようになる
・多くの地域で森林火災が増える
とのことです。
私が子供の頃に比べても明らかに豪雨や熱暑が増えてきますよね。
記録的な天候による災害って昔は数年に一度だったのに
今では毎年起きているようなイメージです。
先日、千葉市内の弓道場に居たときもゲリラ豪雨が来て
近くの避雷針に何発も雷が落ちて
かなり恐ろしかったです。
今まで経験した雷は、ピカッ…ゴロゴロくらいでしたが
今回の雷は、ピカッ・ドカーンという感じで
雷というのは近いと爆発音に近い感じなんですね。
そんな中、日本では昨日10日温暖化対策の一つとして
4月から国土交通省のほか、経済産業省、環境省も参加しての
検討会で
「将来における太陽光発電設備の設置義務化も選択肢の一つとしてあらゆる手段を検討し、
その設置促進のための取り組みを進める」と明記した。
2030年段階で「新築戸建て住宅の6割」に太陽光発電設備が設置されることを目指す
という新たな政府方針も盛り込まれた。
とのことです。これはもう義務化に向けて動くということだと思います。
政府では30年度までに温室効果ガスを13年度比で46%削減する目標も打ち出していて
7月に経産省がまとめたエネルギー基本計画の改定案では、
太陽光や洋上風力などの再生可能エネルギーを「主力電源化」すると明記しています。
30年度の総発電量に占める再生エネの比率を現行の「22~24%」から
「36~38%」に引き上げて太陽光発電所の普及を急いでいますよね。
ただし、日本は南北に縦長の国で地方で天候が違うのが悩みの種です。
日照時間が少ない地方で太陽光発電を載せても
「元が取れないのにカネをはらうのか」
みたいな話が出る可能性があるので6割なんでしょうね。
しかも太陽光発電は暑いと発電効率が落ちます。
ちなみに下の地図は、太陽光ユーザー支援サイトの
「ソーラークリニック」さんに登録された15年分
(1995年~2009年)のデータを
平均化して示したものです。
面白いことに一番発電力があるのは長野県あたりなんですね。
一番北の北海道でも半分くらいの地域は関東とあまり変わらないようです。
やはり新潟から太平洋岸を除く東北が一番低いんですね。
このあたりは義務化を緩和しても良いかもしれません。
いずれにしても、子どもたちの未来を考えるなら
温暖化対策は待ったなし
ということですよね。
住宅の太陽光発電と高断熱化、
国産材利用化は急務ではないでしょうか。
記事 コミュニティービルダー協会 浄法寺亘
工務店の集客・営業ならジーレックスジャパン →ホームページはこちら
商品の差別化へ!制振装置はこちらから →耐震・制振装置
友達申請お待ちしてます! →代表浄法寺のfacebook
工務店のネット集客ならこちら →工務店情報サイト ハウジングバザール
関連記事
-
ZEH等3省合同説明会の内容について
2018/02/19 |
2月13日付けで国交省・環境省・経産省から 【ZEH等の3省連携事業の合同説明会の開催...
-
工務店 リフォーム 農地つき空き家の手引はコレ
2024/10/22 |
国土交通省は2023年10月4日、農地付き空き家の円滑な活用を促進するための関連制度をまとめた「...
-
工務店 集客 住宅省エネ2024キャンペーン受付開始
2024/07/05 |
国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携で行われている「住宅省エネ2024キャンペーン」に関連し...
-
エコプロ2019を訪問
2019/12/07 |
みなさん『エコプロダクツ展』って行ったことありますか? 1999年から毎年12月に東京ビッグサ...
- PREV
- 里山の復興実践について
- NEXT
- 工務店 受注 建てるのはまだ先ですよと言われたお客様について