住宅購入 騒音トラブルに巻き込まれないためには
皆さんこんにちは。
今回は
「知っておきたい 騒音トラブルを生まない条件」
という記事が新建ハウジングさんに出ていたので
こちらについて書いてみたいと思います。
新しく家を建てたり買ったりすると
その後起きるトラブルっていうのはいくつかあるわけなんですけども
その中でも起きやすいトラブルとしてあるのが
「騒音」
です。
現在では新築戸建て住宅の場合には
ペアガラスや二重サッシというのが多くなっていますから
比較的昔に比べて騒音っていうのはかなり伝わりにくくなっているんじゃないかと思うのですが
騒音というのは単純にテレビの音であるとか、
話し声であるとか、そういったものだけではなくて、
機械が出す音っていうのもありますよね。
音というか振動と言ってもいいと思います。
例えば、
エアコンの室外機であるとか、
あとはエコキュートなどの給湯器ですね、
こちらの作動音なんかもあると思います。
実際に私が住宅会社にいた頃、
エコキュートを入れましたら、隣のお家から
「キューンという運転音が聞こえて不快だ」
というクレームが起きたことがありました。
最終的には、
エコキュート自体に、
木で作ったカバーをつけて解決と
になりました。
あと他にこの記事に載っている内容で言うと、
車の音ですね。
夜帰ってきて、駐車場に停めるときの音
エンジンかけたりとかそういった音なんですけども、
そういったことがとして挙がっています。
一般的に例えば敷地が60坪ぐらい
50坪以上でもいいと思いますが、
そのぐらいになってくると
敷地に対する駐車場の割合っていうのも
そんなに大きくなくなってきますので、
比較的トラブルが起きにくいかなと思うんですけれども
土地が30坪ぐらいになってくると、
庭のスペースっていうのがかなりなくなってきますので
そうすると駐車場と隣家との
間隔っていうのは結構狭まってきます。
そうすると
例えばその駐車場のところに隣に柵があるかないか
なんかでもかなり違ってくるんじゃないかなと思います。
特に都内の建売などは、
土地が20坪とかあったりするわけなんですが
そうするとやはりそういった騒音、
それから振動音トラブルっていうのは
出やすいじゃないかなと思います。
ところで
こういった新築以外でも
リフォームですね。
最近ですと二重窓を取り付けるものがあります。
つまり、後から今ある窓の内側に窓を取り付ける
というようなリフォームがあります。
断熱性能を高めるという意味で皆さんお付けになると思うんですが
これもですね、この記事によると騒音を防ぐ役割が高まる
ということが出ています。
逆に自分が出す音が他に伝わりにくくなるということでもあるんですけども、
この場合、
二つの窓の間を10センチから15センチほど空けることで
遮音性能が上がるということが載っています。
逆に間が数センチ程度だと
かえって精度が落ちてしまうこともあるということです。
ただ、ほとんどの場合、
窓の取り付ける幅は
壁圧に依存するのですが
壁の内側と外側につければだいたい10センチぐらいは
開くんじゃないかなというふうに思います。
先ほどちょっと出たエアコンの室外機ですけれども、
隣の家に面する場所ですね。
つまり、部屋とかぶってしまうっていうことですが
この場合にはやはり防音塀ですね。
塀を設置したり本用のボックスをかぶせたりするなどの工夫が必要と出ています。
ただし、ボックスをつけると放熱しにくくなるので
エアコンの性能も落ちることもあります。
自分で取り付けをする場合も
電気屋さんだとか、新築だったら建築会社さんに
相談して対策を決めると良いですよと書いてあります。
あとマンションや団地に共同住宅ですよね。
こういった住宅や建売住宅などを買う場合には
どういったことを参考にしたりと良いかということが書いてあるんですが
これは国土交通省の方が定めている住宅性能表示制度を参考に
しましょうと書いてあります。
この制度の中には
遮音対策という項目があって、
床や壁などの遮音性に関する評価が等級で示されてます。
等級の数字が大きいほど遮音性が優れている。
と判断できるんですが
ただ問題は、住宅性能表示制度を取り入れてない建築会社もありますし、
制度が出来るより前に建てたお家ってのは当然その制度を使ってないので
わからないということがあります。
例えばマンションを新しく買われるという場合でしたら、
モデルルームなどで住宅性能表示制度の基準に則した質問をしてみる
といいでしょうということで書いてあります。
それでモデルルームで聞いた方がいいことということで2点挙げられています。
一つがお隣との壁の厚さ、建築用語では「界壁」と言いますね。
これの遮音性能。
二つ目は上下階のコンクリートの厚さ
建築用語的にはスラブ厚といいます。
一般的に、話し声とかテレビの音とかそういったものが隣の家に
伝わらない壁の厚さっていうのは、
通常のコンクリート造だと18センチ以上、というふうに言われています。
あとは床衝撃音遮音性能。
これには二つあって、
重量床衝撃音と軽量床衝撃音というのがあってその両方を確認しましょう
と書いてあります。
これが高層マンションの上の階になると、
軽量化のために壁自体が薄く作られている場合もあるそうです。
ただし、壁の中に空気層を作って遮音性能を向上させていることもあるので
単純に壁厚さだけでは、判断ができないので、
新しいマンションを買うなんかに場合については
先ほど言ったような性能表示制度ですね、
こちらを参考にして聞くといいと思います。
それから床衝撃音、遮音性ですけども、これはいわゆる
上の階の人の歩く音が聞こえるとか、
何か物を落とした音が聞こえるとか、
そういったようなことなんですが
この衝撃音に関しては、
NH値
LL値
というもので性能は表示されています。
目標値としては、日本建築学会が推奨しているのは、
N H値が50
NL値が45
と言われています。
ただもちろん、遮音性能が高くても
ばたばた歩いたりすれば、
衝撃というのは下に伝わりますので
日々の生活では気遣いは忘れないように
したいものですね。
あとやっぱりし家の周りの環境、
というのもあります。
土地を買ったりする場合にはよく
前もってその土地の近くを散歩してみたり、
雰囲気をつかんでおきましょうというのがありますけれども、
やっぱり何度か時間を変えて行ってみた方がいいかと思います。
昼間静かでも夜うるさいとか
逆に昼うるさいという場合もあります。
そうすると自分が生活してる時間帯、起きている時間帯はどうなのか、
寝ているときの時間帯はどうなのかっていうのが、
わかるはずです。
土地にしてもマンションにしてもそうだと思いますけれども、
時間を変えて、その場所に前もって、
言ってみるっていうのは大事なことなのではないでしょうか。
一生を使うほど大きな買い物ですから
慎重な判断が必要ですね。
記事 コミュニティービルダー協会 浄法寺亘
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