工務店が「生涯顧客価値」を意識すると
昨日は暖かったですね。三寒四温とは言いますが
寒がりの私としては早いところ「全温」となってほしいところです。
さて
先日、戦略系のコンサルタントの方とお話させて頂く機会があり
とても楽しかったのでそのお話をご紹介したいと思います。
その方は様々な業界を見ているのでその視点も参考になりました。
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これから
2020年オリンピック以降は先回の東京オリンピック同様に
非常に厳しい経済状況が予測されていることを聞いている経営者の方は多いと思います。
(開催されるかもちょっと微妙ではありますが)
しかしそれに対して手を打っている方は3%もいない、しかもそれは大きい会社が多い。
会社の体力などでいっても中小こそ本格的に手をつけないと
取り戻しができなくなる位の状況になりかねないですよね。
会社でも、セミナーなどで呼びかけているけど
参加される方は意識も高いだろうけどなにより行動しない。
そんな中、セミナーで質問されること
「どこからどのように手をつけるべきなのか?」
もちろん会社状況で違いはあるんだけど
建築会社であればまずは新規受注の為にも
・既存客へのサービスを充実させること。
・ソーシャルメディア全盛なので経営者もふくめ社員で取組み発信すること。
・期限をきる仕事をすること。
・身なりや会社をきれいにすること。
とその経営者には伝えました。
その後
連絡があって
まだ途中ですが取り組んでみたところ、少しですが成果も出てきました。
しかし、業種自体が心配なので
今の仕事を活かしつつ流れに合う新規事業も進めたい。
という話があったんです。
建築業という特性など考えて
その会社には店舗を構えて高齢者向けの介護事業を進めたのです。
というのも既存事業のお客様には60代から70代の方が多い。
そのお客様にも利用してもらうことも出来る。
この考えは『生涯顧客価値』というもので建築業に限らず色々な業態に応用出来るんですね。
この経営者の方が素晴らしいのは
スピード感
素直さ
行動力
があったことです。
高齢者向けサービスは当初投資回収に2年かかると見込んでいましたが1年で回収ができそうです。
それくらい建築業と相性も良い事業なんですよね。
僕が見ていて思うのは、どの業界もどっぷりつかっているとそこに「慣れ」が出てしまいます。
「業界の常識は世間の非常識」なんて事は沢山あります。
これからの経済津波は日本全体を襲うもので
今から、業態を変えるくらいの事業の改革が必要ですよね。
しかし
希望もある時代でもあるんです。
他がやる前に進めるというのはそれだけチャンスも多いということですから。
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ここまで。
いかがでしたでしょうか。
今年度もあと半月で終わります。
新型コロナの影響もあり、忙しい時期ではありますが来年もやってきます。
事業の計画もじっくり考えてみるにはよい時期ですよね。
コミニュティービルダー協会 代表理事 浄法寺亘
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