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住団連の「戸建注文住宅の平均顧客像 」より2

公開日: : 未分類

前回に続き、住団連が発表していた

「戸建注文住宅の平均顧客像 」

について解説していきます。

1.戸建注文住宅の世帯主年齢区分

FireShot Capture 418 -  - http___www.judanren.or.jp_proposal-activity_chosa_report03_pdf_kousatu2

直近は一番右側の濃い線になるのですが、

このところの傾向と変わらず30代が強いですね。

30~34歳の21.9%と35~39歳の21.6%をあわせて

なんと43.5%に達しています。

その次が40代前半で14.1%、40代後半となると

ぐっと下がって8.2%になっています。

そこから50代は横ばいという感じで

60代で伸びているように見えますね。

盛り返すのが退職を期に建替えをしたり、

セカンドライフで別の場所に建てたりの世代です。

 

でも、良く見ると50代も

50~54歳の5.6%と55~59歳4.5%をあわせると

10.1%ですから、実は60代の8.5%より多いんですよね。

そう考えると25~29歳の9.7%は凄いですね。

『若いからまだ建てないだろう』

なんてこと言えませんよね。

むしろ、60歳代の急激な減少が気になります。

ひょっとすると二世帯住宅の増加が影響しているのかも知れませんね。

 

2.土地と建物の関係

FireShot Capture 419 -  - http___www.judanren.or.jp_proposal-activity_chosa_report03_pdf_kousatu2

これは土地あり土地なしのでの分布になります。

①建替え 28.9%

②買い替え 6.3%

③土地を購入して新築 50.5%

④借地に新築 0.6%

⑤親の土地や相続の土地に新築 11.7%

となっていますね。

思ったより土地なしでのユーザーが少ない印象です。

③と④ですから50.1%

逆に持っている土地に建てるユーザーをまとめると

①と⑤ですから40.6%

ただし、④の「親の土地に~」は計画の始めには土地なしの範囲にいますから

現実的には土地のあるユーザーは3割程度と見たほうがいい気がしますね。

つまり、お客様を逃したくなかったら不動産屋と密接な関係を作っておくべきなのは自明の理です。

 

3.建替え時期について

FireShot Capture 420 -  - http___www.judanren.or.jp_proposal-activity_chosa_report03_pdf_kousatu2

こちらのグラフは「建替えにおける従前住宅の平均築年数の推移」と

分かりやすいのか分かりにくいのか分かりませんが

要は「何年で建替えたか」です。

よく日本の建替え年数は大体25,6年と言われていますが

都市部においてはもう10年足したほうが良いですね。

37,8年で建替えというところです。

大体1980年ごろに建った家ということです。

建築基準法が見直された頃に建っているわけですから

簡単に壊れるというような家ではなくて

むしろ快適さがどうかというところがカギなのかもしれません。

ただ、この年代に建てた人たちは今、おそらく70歳前後くらいのはずですよね。

それなのに、さきほどの建てている年代では10%を割るくらいしかいない。

つまり、建替えの主体(施主)は代替わりしているということでしょうか。

 

都市部の場合、土地の値段が高いですから

二世帯同居になる確率も高いでしょう。

そう考えると、35~40年前に造成された団地などに

二世帯住宅の見学会の折込チラシを入れることは

非常に有効かもしれませんね。

 

しかし、ここで面白いデータがあります。

FireShot Capture 421 -  - http___www.judanren.or.jp_proposal-activity_chosa_report03_pdf_kousatu2

これを見ると築40年以上が圧倒的に多い(41.6%)

平均年数の築37年あたりは15.1%くらいと

築25~30年の19.3%より下回っているんです。

こうなるとちょっと混乱しますね(笑)

40年以上となると50年も70年も一緒になるわけで…

住宅サイトを運営している実感からすると

時々あるのが

『亡くなった祖父母の家を建替する予定』

というユーザーです。

今、空き家問題が増えていますが

昔と比べると子どもが少ないですし

家があまっているんですよね。

ここのマーケットを上手く捕まえれば

受注増に効果あり!かも知れませんよ。

(続く)

 

記事 コミュニティビルダー協会代表 浄法寺

 

 

 

 

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