コミュニティビルダー協会コラム ~12月の気になったニュースから~
公開日:
:
未分類
コミュニティビルダー協会コラム
~12月の気になったニュースから~
…今年も残り1週間となってしまいましたが、ここで12月の住宅関連のニュースをまとめてみました。
桧家ホールディグスは12月2日、新時代冷暖システム「Z空調」を発表。
http://www.hinokiya.jp/z/about.html
エアコンを「ダイキン」が、換気を「協立エアテック」がそれぞれ請け負い、桧家さんとコラボレーションしています。
1階と2階のそれぞれの廊下天井にエアコンを配置し、各部屋の天井際から吹き出し口を設けて全館空調を行うようです。
また、床下に吸気口を設けて全熱交換型換気システムを組み合わせています。
つまり
外気⇒換気システム⇒エアコン(1,2階)
⇒室内の古い空気は床下へ⇒換気システム⇒外気
という流れですね。
ルーバーは調整がきくようで、これによって夏冬の吹き出し方を変えて部屋にくまなく風を届けて部屋内の温度差をなくすようです。
また、ルーバーの角度調整によって「寒がりの人」「暑がりな人」に対応するとのこと。
さて問題のコストですが
イニシャルコスト
一般的な全館空調 200~250万円
Z空調の場合 111万円
※約半額ですね
ランニングコスト
条件:約35坪(3LDK)埼玉県足立郡伊奈町
ルームエアコンの場合 月平均5,813円 対象:居室・LDK
Z空調の場合 月平均5,183円 対象:全室
条件:約40坪(4LDK)長野県佐久市
ルームエアコンの場合 月平均12,855円 対象:居室・LDK
Z空調の場合 月平均12,198円 対象:全室
…ランニングコストはほぼ変わらない感じですが、イニシャルコストを半額にしてを全室(特に廊下・トイレ・洗面・お風呂)まで一定の温度になり、ヒートショックを防ぐという考えはよいと思います。ただ、ホームページの説明だけですと本当に排気はみんな床下に行くのかな?という気はします。これは全館空調のよさを徹底的にPRできないとちょっと営業的には厳しいかもしれませんね。
ヤマダS×Lはメーカー初の女性によるIot提案の標準仕様を発表。
http://www.sxl.co.jp/corporate/news/20161129.html
…「女性活躍推進チーム」による、搭載して“すぐに”うれしい女性目線の“IoT生活提案”『やさしい暮らし』を開発したそうです。
また、この「住まい」と「IoT」を組み合わせた提案内容を、平成28年12月より“住宅メーカー初”の試みとして主力商品である「ニューオーセント」へ標準搭載することを決定とのこと。「すぐに」というのが素晴らしいですね!
ちなみこの「女性活躍推進チーム」はこれまでも平成19年から
第1弾 快適なキッチン収納セット「KISS」の提案
⇒http://www.sxl.co.jp/products/shunou/kitchen/approach.html
第2弾 散らかったリビング困ってませんか?
⇒http://www.sxl.co.jp/products/shunou/living/space/ideal.html
第3弾 玄関収納「おでかけクローゼット」
⇒http://www.sxl.co.jp/products/shunou/closet/index.html
第4弾 洗面空間「美楽洗面収納」
⇒http://www.sxl.co.jp/products/shunou/sanitary/index.html
第5弾 キッチン収納「パワフル収納」
⇒http://www.sxl.co.jp/corporate/news/20160831.html
といった提案をしていて、今回のIot提案が第6弾になります。こういった取り組みがそのときだけの企画で終わらずに続いているというのは本当にすごいですよね。
今回の提案のポイントは
(1)IoTでできることを具体的シーンとして紹介、実生活と結び付ける
(2)“家族をみまもる”安心・便利機能で、生活での不安が解消できるポイントなどを紹介する
ということ。たとえば
女性活躍推進チームによる、「IoT提案」セッションにおける意見(抜粋)
“みまもり”に対する意見
・マンションだと戸締りをそこまで気にしないので、戸建てとの違いになかなか気づかないことをご説明 したい。
・お年寄りは暑さに鈍感になるので、冷房を入れているかどうか様子がわかると安心。
・子供が長期休暇の時、一人で家の中で過ごすことも多くなるので、“みまもり機能”は安心。
というようなことから
家族をみまもる“IoT生活提案”『やさしい暮らし』 のポイント1
”便利さ”に対する意見
- エアコンを外出先から事前につけるのはもったいないと思っていた。帰宅してから急速に温度調整するより節電になると聞くと、なるほどと思ったので、そういった部分をお伝えしたい。
- 新築後でも導入できるなら、後からつけようと思ってしまいがち。“実は”、後から付けるのは大変であることを説明したほうがよい。
- 節電効果がどれくらいあるのかわかればうれしい。
というようなことから
家族をみまもる“IoT生活提案”『やさしい暮らし』、標準装備概要
「女性目線の提案」というのは地域の建築会社さんでもしばしば見られるますが、女性建築士さんや営業さんなどの個人の蓄積で終わってしまってはいないでしょうか?
会社の資産として
「どのような点が問題なのか」
「どのように解決するのか」
「提案されたお客様はどう喜んでいるのか」
など社員の誰でもわかりやすく話せるようにしておくと、社員さんから紹介情報も出やすくなりますよね。
(株)CPUはCADと連動した等身大VRでプレゼンできる装置を発売。
http://www.cpu-net.co.jp/ad1_/ad1_vr.html#point1
株式会社CPUでは、建築3次元CAD「MADRIC・AD-1」とOculus Riftを使って、まるでそこで生活しているかのような没入感を与える体感型住宅プレゼンを提供、とのこと。
…少し前から、住宅プレゼンにVR(ヴァーチャルリアリティ)を使うというのは取り入れられていますが、なかなか現地の工務店さんで使っているところは少ないようです。
問題点としては単純に「高いのに効果があるのか?」というところだたと思います。とはいえ、やはり住宅という買い物は非常に高価なものでしかも注文住宅は「現物が目の前にない」という大きな問題を抱えています。それゆえ、失敗しない家づくりのためには現場(構造・完成)見学が欠かせないわけですが、なかなか間取り図を見ても一般の人は想像がつかないものです。
そういった意味ではかなりVRがマッチする可能性は高いと思います。
「リビングはこの広さで本当によいのか?」
「キッチンの流し台はこの高さでよいのかしら?」
「この照明器具で圧迫感はないのか?」
とか、図面ではなかなかわかりづらいものですが、こういった装置を使えばだいぶわかりやすいかも知れません。
ただし、この装置にしても一式で250万円かかるわけで「既にあるCGパースと比べてどれだけわかり易いんだ?」というのが工務店さんの正直な感想でしょう。
もし私がこの装置の営業なら「契約になる」というよりも「折衝時間の効率化がはかれる⇒今より多くのお客様と打ち合わせが可能⇒同じ時間とスタッフで受注の可能性アップ」みたいなことでアピールするでしょうし、やっぱり機材の期間限定無料レンタルは欠かせないでしょうね。
何度か似たような機材を試したことはあるのですが、とんな違いがあるのかすごく試してみたいです。
使用しているところは↓こんな感じでちょっとマヌケですけど(笑)
記事 コミュニティビルダー協会理事 浄法寺
工務店の集客・営業ならジーレックスジャパン →ホームページはこちら
商品の差別化へ!制振装置はこちらから →耐震・制振装置
友達申請お待ちしてます! →代表浄法寺のfacebook
工務店のネット集客ならこちら →工務店情報サイト ハウジングバザール
関連記事
-
国産材関連のニュースより
2018/10/14 |
私たちコミュニティビルダー協会では、国産材(日本で産出された木材)の利用を応援しています。 な...
-
工務店 経営 平屋のニーズと世帯の変化
2021/11/27 |
皆さんこんにちは。 初雪の知らせも聞こえてきて冬が始まっているんですね。 昨日まで結構暖...
-
民間住宅ローン利用者の実態調査について
2017/07/30 |
民間住宅ローン利用者の実態調査について 住宅金融支援機構がフラット35を含む...