コミュニティビルダー協会コラム ~住宅ローン借り換えとリフォーム受注~
コミュニティビルダー協会コラム
~住宅ローン借り換えとリフォーム受注~
この前も「~住宅ローンの見直しについて~住宅ローン、交渉の電話1本で新車1台分削減?」という記事を書きましたが、今回の内容はそれを利用したリフォーム受注について面白い記事がありましたので、まとめてみたいと思います。
まず、矢野経済研究所の調べによれば、
2015年の日本の住宅リフォーム市場規模は約6.5兆円でした。
既存の住宅を有効活用したいというニーズの増加を背景に、今後10年間でこのマーケットの市場規模は約7.4兆円まで拡大すると言われています。
しかし、実際の現場におけるリフォームの受注には大きな壁があります。
それは、高額なリフォーム費用です。いくら『建て替えに比べれば安く済む』とはいっても、一般家庭にとって数百万円の出費はなかなかおいそれと出費できるわけではありません。しかも、住宅ローンが残っているとなればなおさらですよね。しかし、現実問題として外壁や屋根の塗装や水周り(キッチンやお風呂、洗面台)などのリフォームは築10年を越えたあたりから気になるのは間違いありません。
水周りのリフォームというのは、リフォームの中でもお金がかさむ部類であり、まとめて行うと
100万円~200万円くらいはすぐにかかってしまいます。
そして今、一般ユーザーの一番の関心事が
「今の家は地震が来たときに大丈夫なのか?」
ということです。
先日の熊本地震でも、一度の大きな地震には耐えられても繰り返しの余震によって倒壊してしまった住宅が少なくありませんでした。
新耐震基準ができた後の1980年~2000年の住宅(築15年~35年)ですら8割の住宅が倒壊の恐れあり、というデータが出ていました。
つまり、長期の住宅ローンを組んで建築している場合、まだ返済が終わっていない方が結構いらっしゃるということです。
現在ほとんどの自治体では安部首相の「国土強靭化」のテーマのもと「耐震診断」や「耐震リフォーム」への補助金を打ち出しています。
それでも本格的な耐震リフォームというのはやはり150万円前後はお金がかかるものです。
今回の記事は、そこに目をつけた会社さんの内容です。
一般的に住宅ローンの借り換えは
『ローン残高1000万円以上で金利差1%以上ならメリットあり』
といわれています。ローン残高が多い場合は返済額で300万円以上の差が出てくることもあります。
そこでゼロカラリフォームという会社さんは、住宅ローン会社と組んで
ユーザーにローン借り換えによって得られるメリット
(総返済額および減る分の毎月の返済)を具体的に提示
※住宅ローン会社にこの部分を依頼
↓↓↓
その差額をリフォーム費用に充てる提案
※リフォーム提案は自社が行う
↓↓↓
ユーザーに実質的な負担を抑えたリフォーム提案
という流れで受注を増やしているそうです。
数字を具体的にみてみます
ユーザーさんの条件を
借入残高が2000万円で、残りの借入期間が20年、金利1.5%の住宅ローンを組んでいる
とします。
↓
ユーザーに金利が0.5%の住宅ローンへの借り換えを提案
↓
ユーザーが手にする「借り換えによるメリット」は200万円
平均的なキッチンのリフォームにかかる費用が100万円から150万円だということを考えれば、ユーザーさんとしてはかなり乗りやすい提案ですよね。
意外に、自分の組んでいる住宅ローンをきちんと把握しているユーザーさんは少ないといわれています。
住宅金融支援機構の調査によれば、およそ50%の住宅ローン利用者が自身の住宅ローンの内容を理解しておらず、なんとなくは気にしていても、日々の生活の中で、住宅ローンの見直しなどを行う機会がないのだそうです。
リフォームする人で、新築のときの業者さんに頼まないユーザーは半数にものぼります。
工務店さんも自分のOB客さんにこういった方法(取引のある金融期間とコラボする)でアプローチしてリフォーム受注を逃さない、という良い見本ではないでしょうか。
参考リンク⇒TechCrunch
記事 コミュニティビルダー協会理事 浄法寺
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