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コミュニティビルダー協会コラム ~住宅火災にあわないためのポイント~

公開日: : 住宅営業, 工務店, 未分類, 社会

コミュニティビルダー協会コラム

~住宅火災にあわないためのポイント~

 

政府広報オンラインに

『逃げ遅れ』を防ぐために ~住宅火災から命を守る7つのポイント~

という記事が掲載されていましたのでご紹介します。

こういった内容をOB客様の訪問にもって行ったら喜ばれるのではないでしょうか。

 

1.住宅火災はどのくらい起きているの?

~1年に約1万2,000件の火災が起き、約1,000人が亡くなっているそうです。

平成26年(2014年)に起きた住宅火災(住宅で起きた火災)の件数は約1万2,000件を数え、そのために亡くなった人は1,000人を超えています(図1)。

そのうち約70%にあたる699人が65歳以上の高齢者となっています(図2)。

 

         図1 住宅火災の件数と死者数の推移(消防庁)

 

     図2 死者の年代別比率(消防庁)

 

住宅火災で亡くなった理由をみると、病気や体が不自由なために逃げ遅れたり、熟睡していたために逃げ遅れたりするなど、「逃げ遅れ」が全体の半分を超えて最多となっています(図3)。

         図3 住宅火災による死亡原因(消防庁)

 

また、死者を伴う住宅火災の火元をみると、「たばこ」「ストーブ」「電気器具」が3大原因となっています(図4)。たばこの火が布団に燃え移ったり、ストーブの火が衣類に燃え移ったりするなど、火種が布製品などに移って燃え広がることによって起こっています。

図4 住宅火災の発火源別死者数(消防庁)

では、住宅火災を防ぎ、それにより亡くなる方をなくすために、どのようにすればよいでしょうか。

 

2.住宅防火7つのポイント

~日頃から「3つの習慣」と「4つの対策」を

住宅火災の発生を防ぎ、火災から命を守るためには、どのような対策をすればよいのでしょうか。

消防庁では、「いのちを守る7つのポイント-3つの習慣、4つの対策」として、以下のような防火対策を呼びかけています。

 

<3つの習慣>
火災の発生を防ぐために、次の3つの習慣を守りましょう。

(1)寝たばこは絶対しない

(2)ストーブの近くに燃えやすいものを置かない

(3)こんろに火を点けたままでそばから離れない

 

<4つの対策>
万一火災が発生しても、被害を抑え人命を守るために、日ごろから次の4つの対策をとりましょう。

(4)逃げ遅れを防ぐために、「住宅用火災警報器」を設置する

火災で亡くなる原因で最も多い「逃げ遅れ」を防ぎ、火災から命を守るために、火災の発生を感知し知らせる「住宅用火災警報器」の設置がすべての住宅に義務付けられています。

住宅用火災警報器は、熱や煙を感知して、火災の発生を警報音や音声で知らせるものです。住宅内で火災が発生したことを早期に感知して住宅内の人に知らせることで、初期消火や避難などを素早く行えるようにするものです。

○住宅用火災警報器を適切な場所に設置しよう
住宅用火災警報器は、「寝室」と「寝室がある階段の上部」に設置する必要があります。次の図を参考に、適切な場所に住宅用火災警報器を設置してください。

住宅用火災警報器は、ホームセンターや家電量販店、メーカーのウェブサイトなどで購入できます。住宅用火災警報器を購入するときには、感度やブザーの音量などが基準に合格したマークが付いた製品を目印にしましょう。

○住宅用火災警報器がきちんと作動するか定期的に点検し、10年を目安に交換を
住宅用火災警報器を適切な場所に設置しても、万一の時にきちんと作動しないと意味がありません。取扱説明書に従い定期的に点検(少なくとも年に2回)をして、正常に作動することを確認し、もし正常に作動しない場合は住宅用火災警報器を交換しましょう。点検は下図のような方法で行うことができます。詳細は取扱説明書などをご確認ください。

住宅用火災警報器は電子機器の一種であり、製造後、長い期間が経過すると部品が劣化したりして正常に作動しなくなることがあります。電池切れの際に、設置から10年以上経過している場合は、本体の交換をお奨めしています。

 

※住宅用火災警報器には、「単独型」と「連動型」の2つの種類があります。それぞれの家庭の事情に合った種類を選びましょう。

単独型:火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発するもの

連動型:火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、連動設定を行っているすべての住宅用火災警報器が火災信号を受け警報を発するもの

 

(5)寝具やカーテンなどには防炎品を使用する

住宅火災の多くは、たばこの火が布団に燃え移ったり、コンロを使用中に衣類に火が燃え移ったりするなど、火種が布製品など移って 燃え広がることによって起こっています。

このような火災を防ぐために活用したいのが、「防炎品」です。「防炎品」は、素材に特殊な加工を施すことで「燃えにくさ」を備えたものをいい、たばこやライター程度の小さな火ならば、それに接しても簡単には火がつきませんし、火がついても大きく燃え上がらない性質を持っています。そのため火に接しても、多くの場合は焦げたり小さく燃えたりするだけで、火種から遠ざければ自然と火が消えます。
防炎品には、パジャマやシーツ、エプロン、カーテン・ブラインド、じゅうたん、枕や布団など、さまざまなものがあります。こうした防炎品を使用することで、火災発生の危険を減らすことができます。また、万一、火災が発生した場合でも、延焼を抑え、避難する時間を確保し、「逃げ遅れ」を減らすことにもつながります。

信頼できる防炎品を選ぶためには、「防炎ラベル」や「防炎製品ラベル」を目印にしましょう。カーテンやじゅうたんなどの防炎品には「防炎ラベル」が、寝具や衣類などの防炎品には「防炎製品ラベル」がついています。

※防炎マークは皆さん見たことがありませんか。結構良く見ます。

 

(6)火災を小さいうちに消すために住宅用消火器等を設置する

~必要な用途に合った住宅用消火器等を選び、使い方も知っておきましょう

住宅用消火器は、一般家庭で使いやすいように開発された消火器で、軽量で、お年寄りや女性などでも使いやすく、火元をねらいやすくなっています。外観は赤だけでなく様々な色があり、デザインが豊富です。また、ホースがないものもあります。

家庭で起こり得る火災には、紙や木材、布などが燃える「普通火災」のほか、天ぷら油で起こる「天ぷら油火災」、電気コードなどで起こる「電気火災」、石油ストーブなどで起こる「ストーブ火災」などがあります。住宅用消火器には、適応する火災が絵で分かりやすく表示されていますので、必要な用途に合わせて、住宅用消火器を選びましょう。

※こんな感じで表示されていますので間違わないようにしましょう。

また、消火器の補助的な役割を果たすエアゾール式簡易消火具も、家庭内で発生する天ぷら鍋の油の過熱による発火、石油ストーブの注油中の引火による火災、火の不始末によるくずかごの火災などの比較的初期段階の火災に有効です。

 

消火器の使い方を紹介します。

住宅用消火器は、業務用消火器のように消火薬剤の詰め替えや点検をする必要はありません。ただし、使用期限はありますので、定期的に交換するようにしましょう。住宅用消火器は一般廃棄物として出すことはできません。地元の役所によく確認しましょう。

 

(7)日ごろから隣近所との協力体制をつくる

火災の第一発見者で意外と多いのが隣近所の方です。特に被害の大きい火災では隣近所の通報でわかった、というのが20%以上になるなど、なかなかあなどれない数字です。

最近はプライバシーを重視するため、隣の家が重なる場合、窓の配置を避ける傾向が高いとは思います。

とはいえ、たとえば外出で家を2~3日空ける場合などお隣さんに声をかけておくだけでもだいぶ心もちが違うと思いますよ。

あとは、意外に通報する段になるとあわててしまい、うまく住所などを説明できなくなるときがあります。

また、最近はポストや表札に住所を入れることが少なくなっています。

非常用に説明する用のメモなど持っていると良いかもしれませんね。

 

参考リンク⇒政府広報オンライン

 

記事 コミュニティビルダー協会理事 浄法寺

 

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