コミュティビルダー協会コラム 大和ハウスの海外進出
公開日:
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最終更新日:2018/04/02
工務店 集客
先日の日経新聞の記事
大和ハウスが東南アジアでサービスアパートメントの展開
住宅メーカーの大和ハウスがまずベトナムでサービスアパートメントを創る。
年間6~7棟からスタート
日本企業の東南アジアへの進出が著しい中で現地の低価格のホテルより高めの料金設定の予定だが日本食の提供や大浴場そして住宅設備は日本製のものを使い日本にいるような感覚を提供する。
既に大和ハウスは国内ではホテル事業、賃貸住宅事業を多く手掛けており、十分に採算をとれると見込んでいる。具体的な営業方法としては、法人提携など海外出張が多い企業へ働きかけを行う。
大和ハウスは今期3兆7千億を見込んでおり、海外での事業では2000億を見込む。
ここ数年で国内での戸建て住宅市場が縮小の中でも賃貸住宅や商業施設さらには物流事業などで好業績を維持している。住宅メーカーの海外進出は徐々にではあるが進んでいる。
住宅メーカーでも様々なアプローチで海外進出を図っているが、同社の動きは自社の強みを生かした戸建て住宅事業とは異なる展開での事業となる。
既にタイでは、積水ハイムのプレハブ住宅(中古)が非常に人気があり中高級層に人気だ。
住宅設備もさることながら工業製というのが人気の一つ。そして災害(地震など)に強く空気循環設備(新興国全体で大気汚染が問題になっている)が評価されているそうだ。
戸建て住宅の積水ハウスはオーストラリアの分譲住宅も上々の人気だとういう。
これは上記の理由に加えてデザインが優れているという理由で、特に欧米のリタイヤ組や富裕層に人気があるそうだ。積水ハウスは海外においても日本同様海外でも中高級路線で成功を図っている。
大和ハウスでいえば、先手を打ち成功を収めてきた。
住宅という枠をすでに超えておりこれも同社樋口会長がCEO就任時に出した「あ、す、ふ、か、け、つ、の」という事業ドメインを今後の成長事業と捉え住宅事業だけでなく大きく舵を切ったからに他ならない。
異業種で言えば、サイバーダインという介護ロボットの会社があるがここにも大きく出資しておりロボット事業も今後大きく成長する考えており投資を行い、「サイバーダイン社」も上場を果たしている。
住宅メーカーの海外進出
住宅メーカー大手も徐々にではあるが、海外進出をしているが、いずれも戸建て、集合住宅もしくは分譲住宅という中で同社の動きはある意味異質もいえる。
今後もリーディングカンパニーとして業界全体を海外進出へという流れを創れるかどうか今後も注目したい。
工務店業界でも海外進出はあるがまだまだ住宅メーカーに比べると動きは小さい。
東南アジアなどの新興国からの職人教育としての受け入れは徐々に進んでいるが目立った動きではない。
この低金利が進み、戸建て市場はここ数カ月においては受注が戻ってきているが、強いところは強く弱いところは一層厳しい状況になっていることが実需ではないかと見ている。
リフォーム市場においても国交省が目標にしている市場の拡大には届かず、中古住宅+リフォームということを推進し戸建て市場に代わる市場を育てたい目標値を出しているが、果たしてそうなるか。
いづれにせよ、今後国内市場だけでなく海外市場というのは工務店においても現実的な市場になる日が来るかもしれない。
コミュニティビルダー協会 理事 石川
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