2015年 住宅リフォーム市場と今後
公開日:
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最終更新日:2016/01/12
工務店
久々ですが、住宅市場、中でもリフォーム市場について
2015年~2017年までほぼ横ばいむしろ少しダウン気味な予測が出ています
*富士経済研究所の予測
現状では、8兆円前後といった感じですが、2014年では初めて地域の工務店がシェアを落としました。
変わりに台頭してきているのが、ネットリフォーム、住宅メーカー、家電量販店です。
特に家電量販店、住宅メーカーが軒並み数字を伸ばしています。
2014年の消費増税と住宅市場の全体的な縮小を経てリフォーム事業も強化していることが伺えます。
またネットリフォームは小さな工務店から住宅サイト運営のIT企業(グリーも参入)など幅広く新サービスを競って
出した結果でしょう。
また家電量販店は大手は軒並み家電販売では振るわず、地域の顧客や今までの顧客、更にポイントなどと連携し
リフォーム市場を開拓とともに、同時に家電も販売しようという試みです。それほど爆発的に販売できているわけではないのですが、
堅調に伸びています。
今年リフォーム市場で大きく取り上げられ、更に今後どのような展開か注目されるのが
アマゾンです
アマゾンが定額リフォームを打ち出した。組んだ相手は積水ハウスと大和ハウス、更にダスキンです。
アマゾン利用者は国内でも大多数を占める。
今回アマゾンが大手と組んだ理由のひとつが「施工精度」
当初は地域の工務店と組もうとしていたが、「施工精度」にばらつきがある、しかも工務店によって
メンテナンスや対応もまちまち。これでは「顧客満足」に繋がらないということで大手と組んだ。
勿論アマゾンも他の狙いも当然ある。
顧客がそろってアマゾンでリフォームを始めて大手に顧客が奪われる。大手とアマゾンでどんどん顧客サービスを
展開していく。地域の工務店はおちおちしていられないかもしれない。
パナソニックも地域の家電代理店を利用しリフォーム強化の窓口にするなど戦国時代さながらの感がある。
国交省の目標にするリフォーム市場の大きさには程遠い状況だ。
しかし今後どの産業でもそうだが、寡占化も一層すすんでいくことは理解できる。
寡占化が進めば地域の工務店はどのようにしていくことが大事なのか?
ポイントは幾つかある。対応策はいづれ話すとして、一つ重要なことは「リピーター」だ。
これをいかにつくるか?これが鍵になってくると思う。
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