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キッチン回りディテール⑩

怖い怖い、換気計画の不具合・・・。

 

昨日、書いた件をお読みいただければ想像つくと思います。

題目とちょっと脱線してしまう内容ですが、そもそも床下洪水事件の問い合わせから発展しましたので悪しからず・・・。

 

で、結論から言えばこの大洪水の犯人は、まぎれもなく「結露水」です。

実際に、現場を見ました。(←以前も書きましたが弊社施工物件ではなく、某建売メーカーの新築中古物件でした)

 

この事件は10年以上前で東日本大震災よりも前の出来事です。

床下の収納庫の付近が妙に湿るという電話相談からで、床下収納の蓋を開けてみてと話すると

 

なんと、この床下収納のプラスチックが持ち上がらないと施主様は電話で言うのです。ん?、「物はどかしてるんだべ」

と問いただすと、そもそも一回も使ってないからカラだよと・・・。でも、上がらない・・・。おかしい・・・。

それで、右左、上下少し揺らしてみてと話するとなんか水の音がするというのです・・・。直感で、「やばい!」と思いました。

 

そう、床下のコンクリー土間から大体20cmくらいが水没してしまっていたのです。収納庫が上がらなかったのも実はこの水圧のせいで

もう上がらないから、壊すぞ!と言って私は破壊しました。すると「ジャー~」という水が流れてきて、施主様共々唖然としました。

正直、私も結露はありえると思いましたが、まさかプールになってるとは思いもしませんでした。

 

これは悪い条件が3つほど重なったためですが、それにしてもこの結露の怖さは本当に身に染みた瞬間でした。

3つの悪条件は次回書きますが、一度も空けてなかった施主はまだしも、今は無きこの悪徳業者!。

 

今日のひとことです。

「見えないところほど、気にして話をすべし!」

 

明日は、3つの重なった悪条件を書いてみます。

 

千金堂 置賜店 の紹介
千金堂 置賜店

近年、誰もが「地球温暖化」という言葉は耳にすると思います。住宅を提供する我々建築家は社会的な役割として環境にやさしい住宅を提案するのに省エネでかつ快適な空間を実現することを命題としなければなりません。地球温暖化の回避に自然と向き合うようになる住宅の実現をまず第一に考える会社であります。