省エネ住宅とは④パッシブハウス
- 投稿日:2014-08-12 09:51:14
- 作成者:河野工務店
スマートハウスに続いて
省エネ住宅第4回目最後に
ご紹介しますのは、パッシブハウスです。
パッシブハウスとは、環境先進国ドイツを
中心にヨーロッパで普及している省エネ住宅の
ことを指します。
パッシブハウス
日本では、無暖房住宅といわれることもありますが、
正確には、冬場に暖房しなくても、室温を20度程度に
保つことができる性能持った住宅ということになります。
決して、冷暖房が不要であるということではありませんので
ご注意していただきたい。
パッシブハウスの基準ですがこれがかなり厳しい数値が
定められている。下記に列記
ドイツのパッシブハウス研究所による性能基準
①設計段階による審査
②竣工後、設計時の性能を有しているかを試験確認
上記を、確認したうえで正式な認定証が発行される。
具体的な基準は以下の通り。レベルとしてはかなり高く
クリアすれば、水準が高い、ドイツの省エネ基準を上回る性能となる。
①冷暖房負荷が、それぞれ15KWh/㎡以下
②家電を含む一次エネルギー消費量120KWh/㎡以下
③50Paの加圧時の漏気回数0.6回以下(いわゆるC値0.2c㎡以下)
日本の基準から比較すると、パッシブハウスの外皮からの熱損失は
次世代省エネ基準の3分の1程度に抑える必要がある。
全4回省エネ住宅をご紹介してきましたが、2020年に省エネ基準の改正が
行われます。これは、京都会議にて定められた基準 CO2削減に関連しての
措置となります。現在、日本のエネルギーは年間27兆円を中東に送っている。
これは、日本のGDPの5%に相当します。省エネ化することにより
上記のお金を内需にまわしていけば、景気もよくなるのではないでしょうか。
今までの基準Q値だけでは、だめで冬暖かく、夏暑い家が多くなってきている。
どういうことかというと、夏場の日射対策が必須になるということです。
デザイン上、最近のデザインは軒先を出さないスタイルが流行していますが
軒の出ていない家は冷房効率が悪く燃費が悪いことになります。
これからは、軒先がでている住宅が、普及していくと考えます。
では、熱はどこから出ていくのかといいますと、一番大きいのが窓
続いて、外壁・換気・床・屋根・熱橋の順となります。
てっとり早く、省エネするには、窓が一番ということになります。
窓を、樹脂窓でトリプルガラスにすると
それだけで、年間冷暖房費を2万円ほど安くすることができます。
室内気温 冬場+4℃ 夏場-2℃を実現できる(アルミペアガラスとの差)
通常のアルミペアガラスからすると、30%くらいコストアップしますが
15年ほどで、元はとれると想定します。但し
毎日の生活が快適で健康的にすごく過ごしやすくなる事は、お金には
変えられないものではないでしょうか。
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