「木配り」2月号「涙」

「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。
  これは、2月号に月号に掲載した私の文章です。
  よろしかったらお読みください。

木配り

歳をとると涙もろくなるというが、それは本当だと最近実感している。
テレビドラマや映画を見ていて、たびたび涙が自然に溢れてしまう。これが歳を取ること言うことなのだろう。
何気ない幸福をみると、特に泣けてしまう。
不幸な話では、逆にあまり泣けない。私の人生60年、色々な経験をして、色々な知識を得た結果がこの涙なのだろうと思う。
人はいずれ死ぬ、遅かれ早かれ死ぬのは決まりだ、SF映画でよく人の記憶や知識を後世に残す為に云々という設定がよくあるが、気持ちは分からなくもないが、一人一人の人間の人生は、そんな簡単なものじゃないとも思う。
一度きりの自分の人生だから、精一杯あがいて生きて、死ぬまで生きるしかないねと、この頃は思う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　英樹
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