「木配り」4月号「友の死と年金」　

「木配り」は、日経当社で毎月発行している広報紙です。
  これは、4月号に月号に掲載した私の文章です。
  よろしかったらお読みください。

木配り

今年の7月で還暦になる「ヒデキ還暦！」勝亦英樹です。
去年の12月に一人、今年の2月に2人と、地元に住んでいた小・中学校の同級生が3人、立て続けに亡くなりました。
3人とも癌でした。
そのうち2人は中学校の野球部で一緒に部活をした仲間で、更にその中の一人は、御殿場の聖マリア保育園から富士岡幼稚園、富士岡小・中と一緒の幼馴染でもあり、社会人になってからも同じソフトボールチームで、30年近くプレーを共にした仲でした。
11月にあった父親ソフトボールの駿東大会にも、富士岡小学校区チームの一員として、病み上がりながら参加してくれて、決勝戦に代打で出てくれました。　
それが今生の分かれになるとは夢にも思いませんでした。
とても残念です。
2年ほど前に大腸癌を患い、その時にはガリガリに痩せてしまって居たのですが、仕事に復帰してからは体重も徐々に戻り、安心していたのですが、抗がん剤治療は続けていたようで、最後はあちこちに転移してしまったようです。
なくなる前の月曜日に突然、彼の職場の仲間から連絡があり、かなり悪いのでお別れをするなら、家族の方も来ていいと了解を貰ったということで、水曜日に病院へ行こうとしていた矢先、火曜日に夕方に亡くなってしまいました。
火曜日に行った方は、既に意識がなかったそうです。
とても温厚で、正義感の強い、いい男でした。
いい人は、早くなくなると言いますが。重ね重ね残念です。
この「木配り」でも書きましたが、私の祖父は67歳、父が69歳で亡くなっています。
なので私の目標は、70歳オーバーなのですが、現在の体重は113㎏。同級生が立て続けに逝ったので心配になり、人間ドックで引っかかった検診に直ぐ行きましたが、とりあえずは異常ありませんでした。
人間、いつ何が起こるか分かりませんので、死んだら貰えない年金を60歳になったら、とにかく貰いたいと願う、今日この頃です。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英樹