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「木配り」コロナとウッドショック

「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。

これは、6月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。


 

木配り

5月の連休明けに、78歳になる母が新型コロナウイルスのワクチン接種の1回目を受けることができました。
そしてその場で
2回目の接種の予約をして、昨日(530日)に2回目の接種を受けてきました。
12回とも痛みや発熱などもなく、いつもと変わらぬ様子です。
で母に関しては一安心です。
我が家では、糖尿病・高血圧の持病持ちの私が一番心配される立場となったわけですが現実には、残念ながら全く心配されてません。 御殿場市では、市民会館でコロナワクチンの接種を行っています。予約の段階から特に混乱も起きず、順調に接種が進んでいます。
静岡県内でも早い方ではないでしょうか。
これも、若林市長をはじめとした行政・病院関係者の方々の努力の賜物でしょう。
ありがたいことです。
新型コロナは、イギリス型からインド型へと感染力が増していて昨日のニュースでは、ベトナム型というのが出てきて、これがさらに感染力が強いとか。
コロナウイルスも生き残るために変異を続けて、どんどん強力になっています。
これはコロナウイルスと人間との戦争といっていいでしょう。この戦争には、必ず勝たなければなりません。
そのためには、やはりワクチンを早く全人類に接種するしか、方法は無いように思います。
さて、我々建設業界は今、「ウッドショック」という、未体験の窮地に陥っています。
ニュースなどでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、コロナ禍からいち早く回復した中国とアメリカ経済が好調なため、中国・アメリカの木材輸入が好調です。
木材の輸入にはコンテナをしようしますが、飛行機便が減ってしまった関係で、世界的に船のコンテナ需要が増えて、コンテナ不足に落ちっているところへ、スエズ運河の船舶事故や中東情勢の悪化などでコンテナ価格が上昇し、今まで日本は輸出したコンテナの帰りの安い便を利用して木材を輸入していましたが、今や安い便どころか、コンテナがない状況です。
中国はヨーロッパやロシアと陸続きですから、そちらの木材は陸路で中国へ、カナダなどは、やはり陸路でアメリカへということで、そちらの方が早く安く運べるので、日本に外材が全く入ってこなくなりました。
それに引っ張られる形で、コロナにより減産していた国産材も値上がりし、そうなると誰かが買い占めを初めて、あっという間にすべての木材や合板までも品薄になり値上がりした上に、手に入らなくなりました。
5月のはじめには、ニューヨーク木材先物取引所では、底値の16倍の値まで暴騰したとか、いまや大きな物件は、木材料を確保しからでないと受注できない状況です。これは、当分続きそうですし、アフターコロナでも、なかなか元に戻らない気がします。
まさに、商売あがったりです。
でも我々は常に、今できることをするしかありません。コロナの早い収束を願います。
                  英樹

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