「サンマの塩焼き」

これは、10月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。

木配り

サンマが全然取れないそうだ、そういえば今年は一度もサンマの塩焼きが食卓に上っていない気がする。
中国や台湾などが大型船で公海上で大量に採ってしまうからだとか、海水温が高くて日本近海にやってこないなどという話もあるが、1番の原因は乱獲だろうと思う、かつてのニシンの様にサンマもなりつつある。
新鮮なサンマの塩焼きはもはや高嶺の花、高級魚だ。
サンマの次はどの魚が捕れなくなるのだろう、桜海老もスルメイカも既に予備軍だ。
多くの魚が取れ無くなれば、食料不足も深刻になるだろう、すべての原因は我々人間であることは間違いない。
我々の子孫にも、サンマの塩焼きに大根おろしと醤油で、白いご飯を食べさせてあげたい。
いったい、いつまで地球はもつのだろう。
超大型台風も普通にやってくるようになった、風速50ｍを超えると、現存の大概の建物はいとも簡単に破壊される。
いまや地震よりも台風の被害の方が頻繁に起きるため、先に対応せざるを得ない状況だ！昔のSFでは人類は地下に逃げ延びて生き延びるという設定がよくあったが、こちらも現実性を帯びてきた。
地下は台風の被害もないし、地震による影響も限定的だ。
僕は長く見積もってもあと30年ぐらいの寿命だろうが、その子孫の未来が心配でならない。　　　　　　　　　　　　　　　英樹