木配り 3月号「贈る言葉」
- 投稿日:2019-03-01 09:30:46
- 作成者:勝亦製材駿河鉄骨
「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。
これは、3月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。
木配り
本日2月28日、3男の通う高校の保護者会長をこの春から務めているため、3年生を対象とした表彰式に出席し、祝辞を述べてきました。明日3月1日の卒業式にも出席しますが、そちらでは出番はないので、卒業される3年生に贈る言葉を少しばかり話してきました。
文章を読み上げるのは好きではないので、箇条書きしたメモだけ握りしめて壇上に上がりましたが、やはり全校生徒の前でお話するのは緊張するため、途中で口の中がカラカラに乾いて、美味く発音できないくらいでした。
次年度は、ちゃんと巻物を作って臨みたいと思います。
さて、お話したかった内容は、3年生の皆さんは18歳になり選挙権も持ち、名ともに成人となります。
成人になれば当然いろいろな責任が発生してきます。
人間の成人が他の生き物よりも年数が掛かるのは、それだけ生きてゆくことが大変だからではないでしょうか。
今の世の中は決して生きやすい時代ではありません。
しかし就職される人も進学される人も、否応なく世間の荒波に乗り出してゆかねばなりません。
皆さんはもう、準備ができたとみなされます。
この先辛いことや壁にぶち当たることも他当たると思いますが、境遇や環境は嘆いてばかりいても変わりません。
自分で変えてゆくしかないのです。
ただ、困った時には一人で抱え込まずに、誰かに相談してください。
とにかく生きて、生き抜いて下さい。
皆さんの人生はまだまだ長い。
現在、日本の男性の平均寿命は81歳、女性は87歳。
そして、100歳以上の方は全国に7万人以上居るそうです。
人生100年という時代になりました。
皆さんが100歳まで生きるとすると、残りの寿命はあと約3万日です。
これを短いと考えるか長いと考えるかは皆さん次第ですが、1度しかない人生ですから精一杯生きてほしいと思います。
ただし、一度しかない人生ですから、取り返しのつかないことをすれば、一生それを背負ってゆかなければなりません。
今後、バイクや車の免許を取って運転をし始めると、一瞬の油断や気の緩みで事故を起こせば、自分だけでなく相手の人生までも壊してしまうこととなり、これはリセットできません。
社会人として良識ある行動をしてください。
最後に、皆さんが今日ここにあるのも、ご家族や恩師、そして多くの方に見守られてのことです。
その恩に是非報いていただきたい。
親孝行はもちろん、将来結婚して子供が出来たらその子供達に、いただいた恩を返して下さい。
そうして人間の命のリレーは、続いて行くのですから。
卒業生の皆さんがそれぞれの人生で輝き、ご活躍されることを祈念して、私からの贈る言葉とさせていただきます。
というようなことを話そうと思っていたのですが、半分ぐらいしか話せませんでした。
まだまだ、修業がたりませんね。
英樹