住まいと暮らしのブログ市場 ヘッダー

木配り 2月号「酸素が必要」

「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。

これは、2月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。

木配り

今年に入り寒さが増したせいか、お葬式が多い。
128日現在でこれから参列する葬儀も含め、6件目である。
まさに高齢化社会真っ只中といえるだろう。
今年は、何件の葬儀に出席することになるのか、数を数えてみようと思う。
一昨年、御殿場ライオンズクラブの幹事をやらせていただき、クラブでやっているアクティビティの一つの献眼運動で、尊い献眼をしていただいた方の通夜と告別式に会長と一緒に出席させていただいた。
それだけで年間約50回の通夜・告別式に参列させていただいたが、今年は今のところそれを上回るペースです。
人が亡くなる数は、圧倒的に冬が多い。これは、統計の数を見れば明らかです。
暖かいほうが体の代謝も良くなり、亡くなる方は少ないのだ。
かといって、赤道直下に住む人達が長生きかといえば、そうでもない。
病原菌やそれを媒介する動物や昆虫も多く、かえって寿命は短くなっている。
ただし、将来的にはどうかはわからない。
やはり暑すぎないが、日本における沖縄の様に、暖かい地域の人のほうが長生きになるだろう。
だから家の断熱は、長生きするためにはとても大切だ。
最近では、寒い家で暮らしている人とそうでない家で暮らしている人の、疾病発症率の違い、死亡率の違いなども、ビックデータではないが出てきている。
中途半端に暖かい地域に住む人たちは、意外に家の断熱に気を遣わずに、かえって冬には寒い地域に住む方々よりも、寒くなる家に住んでいるという調査結果も出ている。
我々の住む静岡県もその一つだ。
真冬でも室内温度が10℃を下回ると、脳や心臓の疾病発症率が著しく上がるという。
欲を言えば20℃以上の環境がベストだ。
しかし、気密性の高い空間で燃焼系の暖房器具を使うと、酸欠になる恐れがあるので気を付けてほしい。
低酸素の状態に長く居続けると、やはり脳や心臓の病気になりやすいという。
気密・断熱性を高めながら、酸素を保持しなければならないという相反する課題が、今の住宅の大きな問題点だ。
昔の家は囲炉裏で火を模していたが、自然換気で酸素はすぐに補給されていた。
健康を手に入れるためには、楽なことはない。

                          英樹





勝亦製材駿河鉄骨 の紹介
勝亦製材駿河鉄骨

新築・リフォーム・精密耐震診断・耐震補強・防音工事・修理・エクステリア・土地建物売買・不動産管理・仲介 住まいのことならどんなことでも! 住まいの駆け込み寺 勝亦製材駿河鉄骨へ