木配り　３月号「鋸山に地獄をみた」

これは、３月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。

木配り

商工会の建設部会、３年に１度の研修旅行で、東京・千葉と近場で色々観てきました。
３年に１度なのは役員の任期が３年だからです。
研修委員長なので、朝から私がまずご挨拶。
東名で東京の赤坂迎賓館に向かいました。
数年前から使われていない時は見学できるようになり、かなり人気のある見学コースですが、行くのは初めてでした。
お酒を飲んでいる方は入場できないということで、とりあえずノーアルコールの車内です。
当日は東京マラソン開催日ということで、規制が引かれている場所も多かったのですが、道も施設も空いていて都内らしからぬ静かな感じでした。
赤坂迎賓館は聞きしに勝る豪華な建物で、一体造るのにいくらかかったのかと、どうしても考えたくなる様な建物でしたね。
日本人なら一度は見ておきたい場所です。
敷地も都内の１等地とは思えぬ広さ、そして手入れの行き届いた綺麗なお庭、外観はヨーロッパのバロック風宮殿様式ですから、集合写真は黙っていればヨーロッパのどこかの国で撮影したみたいに見えます。
そしてお昼は月島でモンジャ焼き、モンジャ焼きも専門店で食べるのは初めてでしたが、焼いて食べるのに時間がかかるので、沢山飲んじゃいますね～。
参加者一同、道が空いていて浮いた１時間を、ここで余計に１時間使って帳尻を合わせ、散財して思いっきり飲んじゃいました。
午後は徳川家のお狩場だったといわれる、浜離宮恩賜庭園を見学、こちらも私初めての訪問でございます。
なんだかんだ言って、委員長の権限を利用して、自分の行ったことのない場所をチョイスして、今回の視察研修を組ませていただきました。
役得というやつですね。
こちらは潮入りの池といって、海の水を池に引き込んでいるため、水位の干満によって水門を開閉します。
その後、東京湾アクアラインを通り、鴨川シーワールドの真ん前にあるホテル鴨川館に宿泊、温泉にゆっくり浸かって懇親会、翌日は鴨川シーワールドは建設と関係ないのでスルーして、今から約1300年前に行基菩薩により開かれた、日本寺へ向かいました。
これまた行くのは初めてですが、東日本最古の勅願所だそうです。石切り場を利用した日本一の大仏さまや百尺観音などを、鋸山に登り見学してきました。
地獄のぞきと呼ばれる崖のある山頂までは、急な階段が延々と続き、心も体もダメージを受けながら、何とか登山。
地獄のぞきに着く前に地獄を見ることとなりました。
次回ここに行ったら、バスの中で待つことになるでしょう。
そしてその後、成田山新勝寺へ向かいました。
実は成田山も初めて行きました。
千葉も広いです。
鋸山から高速道路を使って１時間半、成田山の参道で鰻重ならぬ鰻も入った昼食を食べ、成田山をゆっくり奥まで見学してきました。今年は1080年祭だそうです。
そして帰途に着きました。
日本も広いです。
まだまだ、観たことの

ないものが沢山あると感じた2日間でした。　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英樹