木配り 2月号 「手術」
- 投稿日:2018-02-01 09:30:48
- 作成者:勝亦製材駿河鉄骨
「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。
これは、2月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。
木配り
内視鏡検査の医療ミスで腹膜炎になり12月1日に緊急手術後、20日間入院しておりましたが12月20日に急に退院となり、その後自宅療養しておりました。
ちょうどお正月休みもあり、年明けの10日ぐらいから出社して、午前中だけ働き午後は休ませていただく様な生活をしておりましたが、腹の傷の方も塞がり、現在回復度は80%ぐらいでしょうか、食べる方はもう普通にできますが、体力が落ちているのと血圧が上がったり下がったりすることがあり、まだまだリハビリ中です。
新年会などには、ぼちぼちと出させていただいておりますが、まだお酒は自主規制させていただいております。
二次会もカラオケも残念ながらまだ行けてません。
手術後ほぼ2か月が経ちましたので、あと1ヶ月したらお酒も解禁させていただこうと思っております。
今回のことで、ご心配とご迷惑をお掛けした皆様には、誠に申し訳ございませんでした。
ここで入院中のことを詳しくお話させていただきます。
病状といたしましては、大腸が切れて腹膜炎を起こしていたので、お腹の真ん中を40㎝くらい切り、大腸やお腹の中を洗浄してから大腸を繋ぎ、その後お腹を塞ぐという手術でした。
大腸が長手方向に裂けたりしていると、その部分を切って繋げるため短くなり、人工肛門になるかも知れないという話を聞きながら、麻酔が効いてきてその後の意識はありませんでした。
ほどなく到着した家族にはその時、成功する確率は30%だと言われた様です。
運よく大腸は切れてはいましたが裂けてはなく、検査翌日なので大腸もそこそこ綺麗なままであったことが幸いして、何とか生還することができました。
後で聞いた話によると、お腹の脂肪が厚いのでそこに抗生物質が上手く回らないから、感染症になる可能性が普通の人に比べて、飛躍的に高くなるそうです。
皆さん、痩せましょう!手術後3日間は集中治療室に入っており、ほぼ意識不明だったようですが、本人は3日間眠れずに起きて苦しんでいた夢というか幻覚というかを、見ていました。
2度ほど、次に自分の順番がきて連れて行かれたらあの世、みたいな悪夢も見ました。
暴れたり変なことを口走ったりするので、4日目に一般病棟に移された時には、手足が拘束されていました。
不思議なことに、薬が効いているからか傷はほぼ痛むことなく、入院前から患っていた足の親指の巻き爪の方が終始痛かったです。
7日間は寝たきりで、最初は体に点滴などの管が7本も付いていて、文字通り身動きできませんでした。
24時間点滴をしていると、指や手・足がびっくりするくらいパンパンに膨らみます。
8日目に起き上がろうとすると、自力では起き上がれませんでした。一週間ぐらい寝たきりだと、誰でもそうなっちゃうそうです。10日目くらいには体に付いた管も1本くらいになり、点滴をする棒につかまり、リハビリの為に病棟を歩きはじめましたが、ふらふらでした。その頃から水の様なお粥を食べ始め、だんだんと普通のお粥へと食事ができる様になりました。
20日間入院して12㎏体重が減りましたので、これを機に体重2桁目指して頑張ろうと思います。
何かまだこの世に残ってやることがあるから、戻って来れたのだと思いますので、どうか、今後もよろしくお願い致します。
英樹