強度が増していきます。
- 投稿日:2017-01-24 20:26:40
- 作成者:アサヒハウジング
木は二酸化炭素を吸収して酸素を放出し炭素を蓄積します。
木は『新材』と『古材』があります。
その木の中で
古材は長い時間をかけて自然乾燥をしていき
強度を増していく「天然乾燥材」
樹齢100年の檜(ヒノキ)の場合は伐採されてから
100年後が最も引っ張り強度・圧縮強度が増しており
その後はゆるやかに強度が減少し
300年を経過すると伐採時と同程度の強度に戻るという研究結果もあります。
木は『セルロースが硬化する』ことで強度を増します。
現在広く使用されている「強制乾燥材 KD材」は
130℃近くの高温で強制的に乾燥させた木材です。
その他、水分とともにセルロースまで抜けてしまいます。
短時間で強度を上げられ、反りや割れなどがなくなり加工しやすい木材となりますが
樹脂まで染み出してしまいパサパサになりま
結果、木の弾力性や艶はなくなり、木材の行う呼吸(調湿効果)は減ってしまいます。
自然乾燥材は『木の香り』がしますが、強制乾燥材は燻製のこげた香りがします。
見た目も黒ずんでいて、表面はきれいですが、小口から見れば内部は割れています。
耐震性も減ってしまい時が経つにつれ劣化します。
実は自然乾燥された「古材」は、「新材」より丈夫で長持ちであるとも言えるのです
そして、地球環境にいいのですよ
家の解体の際の廃棄物を減らすことができます
そして、新築やリフォームなどに積極的に古材を活用することにより
資源循環型の社会に貢献します。
皆様のお力が、地球環境をよくする一歩になります。
もし『新材』を使用するなら、自然乾燥材を使用することをお勧めいたします。
長持ちする家を建てるなら、木はゆっくりとした乾燥時間が必要になります。