ドックアロマ
- 投稿日:2014-03-18 15:22:29
- 作成者:アサヒハウジング
「ワンちゃんにアロマはちょっと……」と、抵抗のある方は結構いらっしゃるかもしれません。
でも、ワンちゃんとアロマは実は相性がいいのです。
大昔から植物と共存していたワンちゃんは、植物のニオイを嗅いだり、食べたりする
ことで心身の調子を整えていました。
そこで今回は、ドッグアロマについて少しお話しましょう。
ワンちゃんもアロマが大好き!
アロマテラピーの注意事項
・100%ピュアな精油を選びましょう。
・消費期限を守りましょう
・きちんと保存しましょう。
・原液では使用しないようにしましょう。
(必ずホホバオイルなどの植物油か、精製水で薄めて使いましょう。100mlの植物
油に対して、ワンちゃんなら2滴、ネコちゃんは1滴の精油が目
安です。)
・アレルギーなどが不安な場合は、パッチテストをしましょう。
・内服はさせないこと。
・柑橘系の精油を皮膚にぬった後は、太陽に当たらないように注
意しましょう。赤くなってしまうことがあります。
・妊娠中は使用を避けましょう。(もちろん人も。)
ちょっと知っておきましょう
アロマテラピーとは、アロマ(芳香)を使ったテラピー(療法)
のことで、自然の植物から取り出した精油を使って、心身の健康
を維持し、病気などを予防する自然療法のことです。
アロマテラピーに用いられる精油は、ワンちゃんが体内に取り
込むことによって、様々な効果をもたらしてくれます。ワンちゃ
んが精油を体内に取り込むには、3つのルートがあります。
(1)鼻から脳に伝わるルート
芳香浴は、鼻から嗅いだ香りが脳に作用します。温めて揮発し
た香りは、小さな分子となって空気中を飛びまわり始めます。こ
の香りの分子が鼻の中に入ると、脳の中枢の大脳辺縁系へ届きま
す。大脳辺縁系は本能や感情などを司る部分で、ここから大脳新
皮質や視床下部、脳下垂体に伝わり様々な働きを促します。
肉体的には、免疫系やホルモンの分泌をコントロールする部分
に働きかけ、精神的な部分では、記憶や感情・情動に携わる部分
に働きかけます。
(2)鼻や口から肺に入り血管へ伝わるルート
鼻→口→のど→気管・気管支→肺→粘膜というルートから血管
壁を通って吸収され、最終的には体外に排出されます。吸入する
ことでのどや気管の抗菌、殺菌ができます。
(3)皮膚から血管へ伝わるルート
精油をベースオイルに溶かして、マッサージしたり、お湯に入
れて足浴したり、温湿布したりすることで、精油の成分が皮膚か
ら血管に吸収されます。
ワンちゃんは全身に毛が生えているので、皮膚から吸収する精
油の成分は、それほど多くありませんが、香りをかぐだけでなく
血行もよくなるアロママッサージは、とても効果的です。
【ワンちゃんのお気に入りの香りを探す】
アロマテラピーは、香りを楽しむだけのものではありません。
精油のもつ効能も大事です。でも、いくら効能・効果が高いといっ
ても苦手な香りは使う気がしないですよね。ぜひ、ワンちゃんの
お気に入りの香りを探してみてください。
香りを試す時は、精油を垂らしたムエット(試香紙)や瓶を、
鼻から20cm位離して嗅がせてみましょう。
1度に試す香りは、4~5種類までが限度です。
もしそれがワンちゃんの好きな香りなら、目を輝かせてクンク
ン匂いを嗅いだり、舌なめずりをしたりします。
逆に苦手な香りなら、顔をそむ
けたり、くしゃみをしたり、逃げる子も
いるかもしれません^^
【アロマの楽しみ方】
アロママッサージ……コリや痛みを和らげるだけではなく、こころ
のヒーリング作用があります。
アロマをプラスすることで、癒し効果がアップします。
芳香浴……ワンちゃんの場合は、1回10 分~ 30 分で1日2回まで。
足浴……足の疲れをとるのに効果的。
スプレー……消臭や虫よけなど。
温湿布……コリや疲れている部分をダイレクトに温められます。
などなど楽しみ方はいろいろです。