人と動物の共存・共生社会
- 投稿日:2014-02-21 15:09:10
- 作成者:アサヒハウジング
こんにちは
「動物愛護管理法」(動物の愛護及び管理に関する法律)が改正され、7年ぶりに新しくなって、昨年9月から施行されています。今回の主な改正点は、動物の飼い主に対して「終生飼養の責任」がはっきり明文化されていること、動物を取り扱う業者の規制が更に強化され、もちろん業者にも終生飼養の確保も義務付けられたこと、インターネットでの販売時についても、対面販売や説明が義務化されたこと、災害対策、罰則・罰金の強化など、多岐に渡っています。
法律は、施行されただけで一般に広く認知されなければ、意味がありません。人と動物が共存・共生して行ける素晴らしい社会に日本がなるために、改正されて一年目の今年、「動物愛護管理法」を知っておきましょう。
【終生飼養の徹底】
動物を飼ったら、その動物が命を終えるまで、飼い主が
愛情と責任を持って飼うことが明記されました。自分が病
気になるなどして、どうしても飼い続けられなくなってし
まった場合にも、新しい飼い主を探したり、愛護団体に相
談するなどして自ら動物の譲渡先を見つける必要がありま
す。これまでは、都道府県が犬猫の引取りを飼い主から求
められた場合引き取ってきましたが、改正動物愛護管理法
では、終生飼養の原則に反する引取り(動物取扱業者から
の引取り、繰り返しての引取りや、動物の老齢や病気など
が理由の引取り等)は拒否できることになりました。
また、動物を傷つけたり捨てたりする行為は犯罪です。
今までも罰則がありましたが、それが更に強化されました。
人と動物の共存を目指す「動物の愛護及び管理に関する法律」Ⅰ
また、動物取扱業者にも、販売が困難になった動物の終
生飼養を確保する責任が明記されています。
今回の改正で、「終生大切に愛情を持って飼育して行く」
という当たり前の概念が、動物の飼い主に対しても、動物
を取り扱う業者に対しても、ようやく法律に明記され守ら
れるようになりました。
●環境省ホームページ:http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/
■みだりに殺したり傷つけたりした場合は、
改正前:100万円以下の罰金
⇒200万円以下の罰金
■遺棄したり虐待(みだりに給餌や給水をやめ
たり、酷使したり、病気やけがの状態で放置
したり、ふん尿が堆積するなどの不衛生な場
所で飼ったりする等の行為は動物虐待の犯罪
行為です)したりした場合は、
改正前:50万円以下の罰金
⇒100万円以下の罰金