夏涼しく・冬暖かい住まいづくり
- 投稿日:2014-03-29 07:00:55
- 作成者:アサヒハウジング
『自然の力を利用した住まいづくり』
夏を快適に過ごす工夫
古民家は夏を快適に過ごすために様々な工夫がされています。
・わら葺きや土の上に瓦を敷いた断熱性のある屋根で夏の熱い日差しをさえぎって、軒先の深い庇は太陽高度が高い夏場は室内に日差しが入るのを防ぎ、逆に太陽高度が下がる冬は日差しを室内奥深くまで導き少しでも部屋を暖かくしようと考えられています。
・わら葺きの屋根はしみ込んだ雨がゆっくりと蒸発する事で気化熱で建物のを冷やそうとしてくれます。
・古民家の白い外壁は日射を反射し、土壁は断熱効果が高い素材です。土壁は夜間に冷えて昼間の温度上昇を防いでくれます。
・日本の夏は湿度が高く気温以上に不快な感じがあるので、畳や土壁などの自然素材は吸放湿性に優れていて、ほど良く調湿してくれることで今の住宅のような湿度を吸収しないビニールクロスなどよりも快適です。
・家の周りに植栽や池を配することで、周辺の空気を冷やして開放的な間取りで室内に風を取り込んでくれます。
・夏には夏障子と呼ばれる通風性のある簾戸(すど)などに建具を入れ替えて、風通しをさらに良くしてくれます。
簾戸(スド)とは、夏場の通風を目的に、ヨシや竹などを編んですだれ状にしたものを木枠の中に組み込んだ建具で夏障子と呼ばれます。冬場使われていた障子やふすまと入れ替えて使用します。
古民家は今の住宅とは違い、電気などのエネルギーを使わずに夏の熱さを和らげてくれるエコな住宅といえます。
住まいづくりは光熱費のかからない、自然の力(風・太陽)や窓の配置・軒の出などで夏涼しく・冬暖かい住まいが建てれます。(もちろん窓ガラス・断熱+遮熱も必要です。)
住宅ローンの月々の支払いだけで判断しては絶対に失敗します。(光熱費を含めた月々の支払いを考えるできなんです。)
みなさんは毎月今のお住まいにいくら光熱費が掛かっていますか?